パソコンを買って1年くらい使っていると、内部にたまってくるホコリが気になりますよね。
でも、
- 掃除機はダメだと聞いたけど、本当?
- 注意するポイントを教えてほしい!
- 掃除したあとに起動しなかったらどうすればいい?
と悩んでいる方も多いと思います。
今では気軽にパソコンのフタを開けているわたしも、最初の掃除はめちゃくちゃ緊張しました。
壊したらイヤだし、また今度にしようかな……
ホコリがたまったまま使うと、故障する確率が上がりますよ!
そこでこの記事では、デスクトップPCを「これでもか!」というほどピカピカに掃除する方法を紹介します。
「注意するポイント」や「掃除したあと起動しないときの対処法」も書いているので、ぜひ最後までご覧ください!
デスクトップPCの掃除に必要なもの
デスクトップPCの内部を掃除するために必要なものは、ざっとこんな感じです。
- エアダスター
- 新聞紙
- ボロ布
- プラスドライバー
- ウエットティッシュ
- 静電気防止手袋
- 掃除機
- ピンセット(または竹串)
- OAクリーナー
太字になっているものは必須です。
掃除機は使ったらダメって聞いたけど……
基板に当てなければだいじょうぶです!
掃除機のノズルがマザーボードなどの基板にあたると良くないので、使うなと言われているわけですね。
なので、
エアダスターでふきとばしたホコリを掃除機で吸いとる
という使い方ならまったく問題ありません。
エアダスターは連続で使うと空気の出が悪くなるので、こちらの3本セットを買っておくといいですね。
キーボードやデスクの掃除にも使えるので、常備しておいて損はありません。
静電気防止手袋は必須ではありませんが、あったほうが安心かと。
デスクトップPCをピカピカに掃除する手順
全体の流れはこんな感じです。
- ケーブルをすべて抜き、ケースの外側と床をキレイに
- フタを開けてエアダスターでホコリをサッと飛ばす
- ケースファン、CPUクーラーを外してピカピカに
- グラフィックボードを掃除
- マザーボードのホコリを一掃
- 電源ユニットまわりをキレイに
- 組み立てる
それでは掃除していきましょう。
1、ケーブルをすべて抜き、ケースの外側と床をキレイに
まずはパソコンにつながっているケーブルをすべて抜きます。
電源ケーブルを抜くときは、電源ユニットのスイッチを忘れずにOFF(○)にしておきましょう。
本体をどけたら、先に置いていた場所の掃除をします。パソコンは日頃からホコリを集めているので、思ったよりたくさん溜まっているはず。
そして本体の外側もかなり汚れていることが多いです。
固くしぼったボロ布でやさしく拭いてあげましょう。なかなか落ちない場合はOAクリーナーを使うといいですね。
2、フタを開けてエアダスターでホコリをサッと飛ばす
いよいよ内部の掃除です。ケースを開けて、エアダスターでホコリを飛ばしましょう。
CPUファンやケースファンは後で取り外して掃除するので、この段階ではサッとエアダスターをかけるだけで十分です。
ただ、ホコリがまわりに飛び散るので新聞紙をしいておくことをオススメします。
右手にエアダスター、左手に掃除機のノズルを持って、ホコリをふきとばしながら掃除機で吸い込むと、被害が最小になるはず。
エアダスターのかわりにブロアーを使っても良いですが、手が死にます(笑)
かといってエアダスターを買うとわたしの財布が瀕死になるので……
3、ケースファン、CPUクーラーを外してピカピカに
お次は、ホコリが溜まりやすい「ケースファン」と「CPUクーラー」を取り外して掃除します。
基本はエアダスターを吹きつけるだけでいいですが、しつこいホコリがあるときはピンセットを使うときれいに取れますよ。
完成品のパソコンならCPUクーラーを外すのに苦労しますが、自作パソコンの場合はすんなり外せるようになっているはず。
メンテナンスがしやすいのも、自作パソコンの良いところだな
CPUクーラーの外し方は、こちらの記事でくわしく解説していますよ。
>>>【画像16枚】CPUグリスの塗り直し手順をわかりやすく解説
CPU本体とCPUクーラーにもグリスがこびりついているので、ウエットティッシュで拭き取っておきます。
CPUクーラーのヒートシンク(銀色の部分)は薄くなっていて、曲げたり手を切ったりしやすいので注意が必要ですね。
わたしは取り付けるときに曲げてしまったことがあります……
4、グラフィックボードを掃除
グラフィックボードも、ファンが付いているのでホコリが溜まりやすいパーツですね。
マザーボードに取りつけられたままだと掃除しにくいので、まるごと取り外してしまいましょう。
まず、グラボを拡張スロットに固定しているネジを外します。
はずしたら、グラボを固定しているラッチ(留め金)を外側にたおして、ロックを解除。
そのまま真上に持ち上げると、カンタンに外れますよ!
あとは、エアダスターでホコリを吹き飛ばすだけです。
ファンの裏側についているホコリが取れないんだけど……
ウエットティッシュで拭くといいですよ!
ファン以外のところが濡れると故障の原因になるのでご注意を。
グラフィックボードの取り付け方法は、こちらの記事でくわしく説明しています。
>>>【中学生でもできる】グラフィックボードの付け方をわかりやすく解説
5、マザーボードのホコリを一掃
CPUクーラーとグラフィックボードを外すと、マザーボードの全体が見えるようになります。
このタイミングで、マザーボードについているホコリを一掃しておきましょう。
最初に掃除したけど??
CPUクーラーで隠れていた部分がまだ汚いので
掃除機のノズルをぶつけるとよくないので、慎重に……
6、電源ユニットまわりをキレイに
忘れてはいけないのが、電源ユニットまわりの掃除です。
電源ユニットにホコリがたまると温度が上がって寿命が縮んでしまうので、念入りにするのがおすすめ。
電源ユニットが壊れると、他のパーツを巻き込んだりして怖いです……
ただ分解すると保証が切れるので、買ってから数年間は分解しないほうがいいですね。
電源ユニットは、たいてい後ろのネジを外すだけで取り出せます。
わたしの場合は、ファンに全然ホコリがたまっていなかったので外側を軽く拭くだけにしておきました。
何度もいいますが、電源ユニットの分解は自己責任でお願いします。
7、組み立てる
あとは、外したパーツをもとのように取り付けていくだけです。
掃除したあと起動しなくなったときは……
掃除したあとに起動しない……というときは、この5つをチェックしてみてください。
CPUファンの電源が抜けていないか?
CPUクーラーを取り付けたときに、電源ケーブルを接続し忘れているかもしれません。
こんなやつですね↓
CPUクーラーが動かないと温度が上がりすぎて危険なので、自動的に起動しなくなるというわけ。
起動しない場合はまずチェックしたいポイントです。
グラボ・CPUの補助電源は刺さっている?
CPUクーラーの電源がちゃんと接続されているのに起動しない場合、グラフィックボードとCPUの補助電源が抜けていないか確認しましよう。
「まさか自分に限ってそんなこと……」と思うかもしれませんが、補助電源のつなぎ忘れは案外だれでもあります。
わたしも、グラフィックボードを増設したときに補助電源を接続し忘れて焦りました(笑)
CPUの補助電源は、たいていCPUの左上にありますね。
HDMIケーブルはグラボにつないでいる?
つまりこういうことですね。
型番に「F」がついているCPUやAMD Ryzenは、マザーボードの映像出力端子にモニターのケーブルをつなぐと画面が映りません。
ちゃんとモニターのケーブルがグラボの出力端子につながっているか確認してみてください。
電源ユニットのスイッチはON(ー)になってる?
意外と見落としがちなのが、電源ユニットのスイッチです。
(再掲)
わたしも、必ずと言っていいほどやらかしますね(笑)
電源ケーブルはつながっている?
うん。はい。これに関しては何も言うことがありません。
デスクトップPCをピカピカに掃除する方法まとめ
今回は、デスクトップPCをピカピカに掃除する方法を紹介しました。
わたしにとっては、パーツを触れるので掃除も楽しいです。部屋の掃除はイヤですが(笑)
掃除があまり好きじゃない方でも、1年に4回くらいは掃除をすると寿命が伸びるのでおすすめです。
ぜひ、パソコンの掃除も季節の行事にしちゃってください!
(韻を踏んでみた(*ノω・*)テヘ)
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