自作PCで地味に悩むのが、ネットに接続するためのWi-Fi(ワイファイ)ですよね。
LANケーブルを伸ばすのは面倒だ……
そこでこの記事では、自作PCを組んだことがある私「がーと」が自作PCでWi-Fiを使う方法をカンタンな方から3つ紹介していきます。
この記事を読めば、もうLANケーブルをひっぱって配線する必要はなくなります!
結論から言うと、自作PCでWi-Fiを使うにはUSB接続のWi-fiアダプターを購入するのがベストです。
安定性や通信速度が必要なFPSゲームなどをやる場合は、こちらのPCIeスロットに直接差し込むタイプがおすすめ。
マザーボードにWi-Fi機能は必要?
Wi-Fiを使うにはWi-Fi付きのマザーボードを買ったほうが良いの?
実は買わないほうがいいんです……
Wi-Fi付きのマザーボードは「USBポートやPCIeスロットを消費せずにWi-Fiが使える」メリットがあります。
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が、それだけです(笑)
MINI-ITXなどの小さいケースで組む場合は、スロットを塞がないので便利ですが……
気になるデメリットはこんな感じ。
なのでMINI-ITXなどの小さいケースで組むとき以外は、Wi-Fi付きマザーボードを買う必要はありません。
くわしい比較は、こちらの記事で書いていますよ!
>>>マザーボードにWiFi機能は必要?後付けの無線LANカードと比較してみた
自作PCでWi-fiを使うための3つの方法
自作PCでWi-Fiを使う方法は、この3つです。
それぞれの特徴を表に整理してみました。
かかる費用 | 手間 | 通信の快適さ | 信頼性 | コスパ | |
Wi-Fiアダプター | 安い | いちばん手軽 | そこそこ | あまり無い | 良い |
Wi-Fi付きマザー | かなり割高 | ほぼかからない | かなり快適 | 高い | 悪い |
Wi-Fi拡張カード | 高い | ちょっと面倒 | かなり快適 | 高い | 良い |
一番オススメなのは、USB接続のWi-Fiアダプターを使う方法ですね。
安くできて手間もかからないし、そこそこ快適な通信速度が出るのでタイムラグなどにこだわらない方にぴったりです。
FPSゲームをするなど、信頼性や遅延を気にする方はマザーボードのPCI-e端子に直接接続する「Wi-Fi拡張カード」を選ぶといいですね。
……とはいえ無線には限界があるので、やはりLANケーブル(有線)でプレイするのがいちばんですが。
それぞれ解説していきますね!
USB接続のWi-Fiアダプターを使う
いちばん簡単で安くできるのが、USB接続のWi-Fiアダプターを使う方法です。
USB接続のWi-Fiアダプターって?
こんなやつです
パソコンのUSBポートに刺すだけで使えるので、買ってすぐにWi-Fiにつなげますよ!
指先くらいのサイズなのに、動画を見たりSNSをしたり……という使い方なら十分すぎるくらいの性能。
もちろん動きが激しくないRPGなどもストレスなくできます。私はWarThunder(対人TPS)を始めるまでこのWi-Fiアダプターを使っていましたが、性能不足を感じたことはなかったですね。
しかも価格も手頃なので、とにかく手軽にWi-Fiを使いたいという方にぴったりな方法です。
おすすめの商品はある?
おすすめのWi-Fiアダプターは、BUFFALOのスティックタイプです。
手頃な値段ですし、現在(2021年10月31日時点)いちばん普及している802.11ac規格(Wi-Fi 5)に対応しているので、通信速度に困ることはありませんよ。
私が買ったのはもっと小型のWi-Fiアダプターですが、これは長時間使うと熱くなりやすいのであまりオススメしません。
費用を1000円でも安くしたい場合はアリかもしれませんが、上のスティックタイプを選ぶほうが幸せになれます。
私は予算が少なかったので、安さにつられて小型のものを選んでしまいましたが……
Wi-Fi拡張カードを増設する
いちばん手間がかかるのが、Wi-Fiの拡張カードをPCIeスロット(グラフィックボードなどを挿すスロット)に増設するという方法です。
価格も安くないし、手間もかかるって……良いところなんて無いんじゃない?
そんなことありませんよ!
Wi-Fiの拡張カードを増設する方法のメリットは、USB接続より安定してWi-Fiが使えることです。
通信速度はそんなに差があるわけではないですが、PCIeスロットに直接接続するのでガッチリ固定できるんです。それにアンテナが2本付いていることも多く、安定して電波を受信できますね。
なのでFPSなどの動きが激しいゲームをする場合、USB接続よりPCIeスロットに差し込むタイプがオススメです。
もちろんいちばん良いのは有線接続ですが、有線と無線を比較しているこちらの記事「無線と有線を比較!オンラインゲームのネット回線は速度・ping・安定性で決めよう」を見てみると、
- 有線:Ping 6ミリ秒
- 無線:Ping 8ミリ秒
※Pingは通信にかかる時間(タイムラグ)のこと
だったので、有線とくらべてめちゃくちゃ遅くなるわけではありません。
なのでどうしても有線LANケーブルをPCまで引けない場合は、PCIeスロットに差し込むタイプのWi-Fi拡張カードを購入するといいですね。
自作PCでBluetoothが使いたい場合も、Wi-Fi拡張カードがおすすめです。だいたいBluetooth機能も付いていることが多いので、これを1つ取り付ければWi-FiとBluetoothが両方使えるようになりますよ!
Wi-Fiが付いているマザーボードを選ぶ
まだ自作パソコンを組み立てていないなら、もともとWi-Fi機能がついているマザーボードを選ぶという手もあります。
あとから何もつけなくてもWi-Fiが使えるので、USBポートやPCIeスロット(グラフィックボードなどを挿す端子)が少ない小型のパソコン向け。
USB接続のWi-Fiアダプターを使うと空きのUSB端子が1つ減ってしまいますし、PCIeスロットに挿す無線LANカードを使ってもスロットの空きが減ってしまいますよね。
Wi-Fiが付いているマザーボードなら、USBポートもPCIeスロットもフルで使えます。
なので小型PCを組むときは、Wi-Fi付きマザーボードを選ぶといいですね。というかWi-Fi付きのマザーボードはだいたいMicro-ATX(標準より小さめサイズ)やMini-ITX(超小型)規格なんです。
自作パソコンを組んだあとではできないのが欠点ですが、まだ組んでいないならWi-Fiがついているマザーボードを検討するのもアリですね。
Wi-Fi付きマザーボードの最大のデメリットは、普通のマザーボード+Wi-Fi拡張カードを買うより高価になること。製造台数が少ないので仕方ないのかもしれませんが……
あとはアンテナが大きいものが多いので、アンテナを置くスペースが必要な点もデメリットです。デスク周りをスッキリさせたい場合、デカいアンテナとケーブルがごちゃごちゃしていると嫌ですし。
自作PCでWi-Fiを使う方法まとめ
今回は、自作PCでWifiを使う方法を紹介しました。
なんだかんだ言って、USB接続のWi-Fiアダプターが最強です。
まだ自作パソコンを組んでいないならWi-Fiが付いているマザーボードを選ぶのも良いですが、やはりUSB接続のWi-Fiアダプターのほうがコスパが良いですね。
FPSなどの動きが速いゲームをする場合は、Wi-Fi拡張カード一択。安定して電波をキャッチしてくれるので、急に通信が途切れてイライラすることが減ります。
自作パソコンでも無線LANが使えると、置く場所を自由に決められるので部屋の模様替えも手軽にできるようになりますよ。
ぜひWi-Fiアダプターを使ってLANケーブルから自由になりましょう!
「自作PCを組みたい!」という方は、こちらの記事も読んでみてください!!
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