ほしかったグラボがやっと買える!と喜んでいるところ悪いんですけど、
そのグラボ、本当に取り付けられますか?
「せっかくグラボを買ったのに、使えなかった……」なんて事態をさけるために、この記事ではグラボを買う前にチェックするべき5つのポイントを紹介します。
そんなことわかってるぜ!という方も、見落としがあるかもしれないのでぜひお読みください!
グラボの取り付け方法はこちらの記事で解説しています↓
>>>【中学生でもできる】グラフィックボードの付け方をわかりやすく解説
グラボを取り付ける前にチェック必須な5つのポイント
お、このグラボ気に入った!
さっそくAmazonでポチッ……
早まるなぁぁぁぁぁ!
え、なんで?
そのグラボ、今使っているPCに取り付けられないかも
高額な買い物なので、いざ使おうと思ったら動かない……なんてことになると絶望的ですよね。
買う前に、選んだグラボが取り付けられるかチェックしておきましょう。
チェック項目はこの5つ。
- 電源ユニットの容量(W)は足りる?
- 補助電源コネクタはある?
- マザーボードに使えるPCIe x16端子がある?
- グラボはケースに入る大きさ?
- 拡張スロットに余裕がある?
それぞれの見るべきポイントをくわしく解説していきます。
電源ユニットの容量(W)は足りる?
そもそも電源ユニットって何?
それぞれのパーツに電気をわけあたえる部品です
こんなやつですね。
この「〇〇W」という表示が電源ユニットの容量です。
これは500Wだ!
グラフィックボードはたくさん電気を使うので、電源ユニットの容量が少ないと動作が不安定になったり、最悪の場合動かないことも。
自作・BTO以外のPC(市販のやつ)なら、本体裏側の電源ケーブル周辺に電源容量が書いてありますよ!
必要な電源容量の目安は、こちらの電源容量計算ページで計算できます。
ただ、おすすめ電源容量の数値では多すぎるので、「合計使用電力目安」を1.5倍するのが本当のおすすめ。
こまかいパーツの種類なんかわからん!という方は「CPUの種類」と「グラフィックボードの種類」だけ選んでおけば、だいたいの消費電力がわかります。
補助電源コネクタはある?
たいていのグラボは消費電力が大きいので、マザーボード(基板)から与えられる電力だけでは足りません。
そこで登場するのが「補助電源」です。
電源ユニットからびよ~んと出ている端子が6個(もしくは8個)ついた線ですね。
だいたいのグラボはこれがないと使えません。
写真は6ピンですが、高性能なグラボなら8ピンが主流です。
そこそこ高性能なグラボなら補助電源は必須なので、買う前にいちど確認しておくと安心ですね。
補助電源がいらないグラボはあるの?
性能は低めですが、ありますよ!
補助電源がいらない最高性能のグラボは、いまのところ「GTX1650」です。
ただ、GTX1650にも補助電源ありのモデルがあるので、買う前にじっくり確認するのがおすすめ。
安めのものはだいたい補助電源ありです。
マザーボードに使えるPCIe x16端子がある?
また変な名前が出てきた……
PCIe x16は、グラボを挿す端子です
マザーボード(基板)の左端に並んでいる長めの端子が「PCIe」です。
私のPCでは、一番長いのがPCIe x16で、その手前にPCIe x8が2つあり、一番短いのがx2という構成になっていますね。
グラボを挿すのは一番長い「PCIe x16」。レバーがついているものが多いので、迷うことはないと思いますが、不安ならマザーボードの表示を確認しましょう。
グラボはスペースを取るので、まわりに接触しそうなものがないかも確認しておくとカンペキです。
このように、だいたい3~4cmくらいの厚みがあります。
グラボはケースに入る大きさ?
見落としがちですが、そもそもグラボがケースに入る大きさなのかも見ておく必要があります。
高性能なものほど長いので、ケースが小さすぎると入りきらなかったり、ケースの幅が狭すぎるとフタが閉まらない場合も。
私のバカでかいケースならたいていのグラボが入りますが、完成品のPCの場合、そんなに大きいケースを使っていることはまずありません。
注文する前に、一度PCの中身の寸法をはかって、グラボがちゃんと入る大きさなのか調べておくといいですね。
とくに、「グラボの高さ」は必見です。
拡張スロットに余裕がある?
拡張スロット?PCIe x16のことじゃないの?
PCの裏についているコレです
このようにグラボの映像出力端子を出すためにあるものですね。
拡張スロットの空きがないと、そもそもグラボを取り付けられません。
普通のグラボは2つのスロットを使うので、小さめのPCケースを使っている場合はあいているスロットが2つ以上あるか見ておきましょう。
スロットを1つしか使わないグラボもあるんでしょ?
ありますが、最新のゲームはキツいですね……
古めのゲームなら普通に遊べるので、古いPCをそこそこ使えるようにしたいときに最適なグラボですよ!
性能だけ見て買うと後悔する:まとめ
今回は、PCのグラボを交換する前にチェックしたい5つのポイント
- 電源ユニットの容量(W)は足りる?
- 補助電源コネクタはある?
- マザーボードに使えるPCIe x16端子がある?
- グラボはケースに入る大きさ?
- 拡張スロットに余裕がある?
を紹介しました。
グラボの性能だけ見て、まあ大丈夫やろ!と感覚で判断してしまうと、案外大きくてケースに入らない……なんてことになるので、ちゃんと確認してから買いたいですね。
ちなみに私のケースはでかいので、サイズの計算はしませんでした(ドヤァ
おま……しつこいぞ!
グラボの取り付け方法はこちらの記事で解説しています↓
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