自作パソコンって浪漫がありますよね。
まさにロマンの塊!
ロマンじゃなくて、浪漫です(キリッ
そ、そうだね……(ヤバい奴だ)
自分でパーツを選んで組み立てて、思い通りのPCができると、なんともいえぬ喜びを感じます。
でも、失敗したらどうしよう・・・と思ってなかなか自作に踏み切れない方もいると思います。
それも当然です。ヘタしたら何万もするパーツがこわれたりしますからね。
私は十分調べてから組んだので一発起動でしたが、実際に作ってみないとわからないことも多々ありました。
そこで今回の記事では、過去の自分にアドバイスをするつもりで、自作して初めてわかった4つの教訓を紹介していきます。
俺の屍を越えて行け!
CPUは最新世代を使え!!
今から自作する場合は、まよわず最新のCPUを使いましょう。
この記事を書いている2021年9月時点だと、
- intelは第11世代
- Ryzenは第4世代
が、最新世代のCPUです。
私は最新世代のCPUの価格をろくに調べずに古いCPU(intelの第4世代)を使ったので、すっごく後悔しています。
古いCPUを使うメリットはあるの?
あるといえばありますが……
古い世代のCPUを使うメリット&デメリットはこんな感じですね。
おわかりかと思いますが、初めて自作PCを組む場合のメリットはまったくありません。
※AMD Ryzenの場合は、ある程度互換性があります。(BIOSアップデートで対応)
ところでCPUの世代ってなに?
ざっくり言えば、そのCPUが作られた年代のようなものです
たとえば、Intelの場合
- 第1世代の corei7(当時はかなりの高性能だった)
- 第11世代の corei3(今は低性能な部類)
という 2 つの CPU を比べると、世代が新しい「第11世代の corei3」のほうが圧倒的に性能がいいです。
とくに第8世代からは、全体的にコア数が上がっているにもかかわらず値段が変わらないのでお買い得になっています。
左が第7世代までのコア数、右が第10世代のコア数です。
- core i3・・・2コア → 4コア
- core i5・・・4コア → 6コア
- core i7・・・4コア → 8コア
なんとcore i5は1.5倍、core i3とcore i7はコア数が2倍になっています。
何度もいいますがお値段そのままですよ(笑)
これは最新世代を買うしかないでしょ!
テレビショッピングかな?
でも、私は最新世代を買いませんでした
もちろん、世代が新しいほど性能が良いことは知っていました。
が、
世代の新旧で価格の差がほぼないことを知らなかったのです。
「どうせ世代が新しいほど価格も高いんだろう」と思いこんでいて、最新世代の CPU の価格を調べませんでした。
古い世代のCPUを使っていると、ゲームをしたくなって最新の CPU を使おうと思ったとき
CPUを最新世代に替えたい
↓
じゃあマザーボードも最新世代対応にしないと
↓
そうなれば最新マザーに対応するメモリーを買わなきゃ……
という流れになるのは確定です。
- CPU
- メモリー
- マザーボード
をそっくり入れ替えて、さらにグラフィックボードも買うことになります。
PC の中身をほぼ入れ替えるので、めちゃくちゃ出費が多くなりますね……
マザボ、モニタ、メモリーは新品を買え!!
マザーボード、メモリー、モニタは中古品と新品の価格差があまりないんです。
中古買って損した……
中古品と新品の価格差が少ないパーツはこんな感じ。
中古品と新品の値段の差が少ないパーツを中古で買うと、数千円の差で「新品と比べて壊れやすい」というリスクをとることになります。
しかも、中古品の保証期間はパーツにもよりますが一週間から半年。
半年くらいつかってこわれた場合は買い換えることになり、結局は新品を買うより高くつくことが多いです。
マザーボード
PCパーツの中では壊れやすい部類に入るうえ、新品と中古の値段差がほぼないため中古を買うことはおすすめしません。
具体的に比べてみるとこんな感じです。
- 第 3&4 世代対応 H81チップセット搭載マザー ¥7,500 くらい
- 第 8&9 世代対応 B365チップセット搭載マザー ¥8,200 くらい
※参考価格
モニタ
モニタも、新品が1万円ちょっとであるので、わざわざ中古を買う理由がないですね。
中古は故障する確率が上がるし、故障したら捨てるのが大変です。
私が約8000円で買った中古モニタは、半年くらいでちらつき始めました
メモリー
基本的にこわれないので、中古で購入してもハズレを引くことは少ないです。なので、中古で買っても安心できるパーツではあります。
ただ1枚だけ買うなら中古のほうが安いですが、2枚買うなら新品がおすすめ。2枚セットで売っているものを買うと、1枚あたりが中古より安くなることがあるからです。
DVD ドライブ
あまり知られていませんが、DVD ドライブはデリケートなのであんがい壊れやすいパーツです。実際、私が中古で買った2000円ののDVDドライブは、はじめから故障していました。
返金してもらえたからまだよかったけど・・・
しかも、需要の低下により価格が下がっているので中古を買うメリットはないです。
ケース
最近は3000円くらいの安いケースでもまともに使えるので、あえて中古を買う理由はないです。
中古を買ってネジ穴がつぶれていたりすると怖いですからね。
電源ユニットの SATA コネクタ数が重要!!
※ストレージを1~2個しか取り付けないなら、あまり重要ではありません。
SATAコネクタというのはHDDやSSD などのストレージに電力を供給するためのコネクタのことです。
なので、
SATA コネクタの数 = 接続できるストレージの数
ということです。
私は
80Plus(品質保証付き)の電源なら、どれでもいいや!
と、あまり確認せずに安い電源ユニットをポチってしまいました。
が、その安い電源にはワナがありました。
いざ開封してみると、
SATAコネクタが3つだけ
だったんです。
そんなん聞いてないよ~
ストレージをたくさん付けたい方は、SATA コネクタの本数の確認をお忘れなく。
ちなみに、私の理想のストレージ構成はこんな感じ。
- C ドライブ(wondows)
- D ドライブ(Blue-ray(DVD) ドライブ)
- E ドライブ(データ用)
- F ドライブ(E ドライブのバックアップ)
- G ドライブ(写真用)
- H ドライブ(写真用のバックアップ)
出た、ストレージ変態!
むやみにでかいケースを買うな!!
私は「ケースはでかいほうがいい」と聞いたので、かなり大きめのケースを買いました。
ケースが小さいとエアフローが(以下略
それはそれで正しいのですが、おもわぬ問題が発生しました。
(組み立て中に)なぜだ!CPU補助電源コードがとどかない・・・
けっきょく、最短距離で取り回して強引にとどかせましたが、冷や汗モノでした。
他にも、ストレージの電源ケーブルがとどかなかったりするので、むやみに大きいケースを買うのは考えものですね。
延長ケーブルを買うのも手間ですし……
とりあえず組んでみるのもおすすめ:まとめ
今回は、自作するときに意外と気づかない失敗ポイントを紹介しました。
いくら調べてもやってみないとわからないことはあるので、とりあえず組んでみるのもいいかもしれませんね。
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