ノートパソコンを数年使っていると、作業中に異ものすごく熱くなることがありますよね。
わたしのノートパソコンも、電源を入れただけで熱くなるほど重症でした。
ほかにも、
- ファンがうるさい
- バッテリーの減りがはやい
- ときどき動作が遅くなる
という現象は、ノートパソコンがCPUをちゃんと冷やせていないことが原因です。
ホコリ掃除をすればほぼ改善しますが、グリスを塗り替えるともっと効果的ですよ!
わたしは数年使っていたノートパソコンを掃除してグリスを塗り替えたら、CPU温度が平均5度くらい下がりました。
そこでこの記事では、ノートパソコンのCPUグリスを塗替える方法を解説します。
ホコリ掃除をまだしていない方は、こちらの記事も見てみてくださいね!
>>>ノートPCが熱いときに効果的!自分でファンを掃除する方法
そもそもCPUグリスとは?

そもそもCPUグリスって何だろ?

CPUの熱を効率よくヒートシンクに伝えるものです
グリスがないと、CPUとヒートシンク(CPUの熱を空気に伝える金属板)の間にスキマができて、熱をうまく逃がせないんです。
一般的なシリコングリスは歯磨き粉のような硬さですが、CPUとヒートシンクの間にはさむと薄くのびて膜のようになります。
こだわる方はヘラで薄く広げたりするようですが、わたしはやったことありませんね。

ところで、おすすめのCPUグリスはあるの?

コスパで選ぶなら、ARCTICのこのグリスです!
絶縁タイプなので、万が一CPUのピンについてしまっても問題ない、すぐれもののグリスですね。
熱伝導率も8.5W/mKと良いほうなので、これを買っておけば間違いないです。
ちなみに、わたしが昔Amazonで買った安物グリスは2.0W/mKなのです……
ノートパソコンのCPUグリス塗り替え方法
ノートPCのCPUグリスを塗り替える手順は、ざっとこんな感じです。
- .ノートパソコンのカバーを開ける
- CPUを見つけてヒートシンクを外す
- 古いグリスをふき取り、新しいグリスを付ける
- 元のように組み立てる
くわしく見ていきましょう。
1、ノートパソコンのカバーを開ける

コンセントも抜いたし、さっそく開けよう!

ちょっと待った!バッテリーも外さないと、最悪燃えます
なので、バッテリーを外せない機種は分解しないほうが無難ですね。
さらに、冬は静電気がたまりやすいので、分解する前に大きな金属などをさわっておくと安心です。
どうやっても分解できない機種もあるのでご注意を。
くわしい分解方法は、こちらの記事で解説していますよ!
>>>ノートPCが熱いときに効果的!自分でファンを掃除する方法
2、CPUを見つけてヒートシンクを外す
CPUのイメージは上の画像みたいな感じだと思いますが、実際はヒートシンクがかぶさっているのでちょっと見た程度ではわかりません。
わたしのノートパソコンのCPUは、中央よりすこし左上にありました。
いよいよヒートシンクのネジを外して、CPUをむき出しにします。
省電力・低発熱なCPUなので、デスクトップ用に比べてだいぶと小さいですね。

古いグリスがCPUにこびりついてます……
3、古いグリスをふき取り、新しいグリスを付ける
次は、今ついている古いグリスを、ボロ布やティッシュなどできれいにふき取ります。
まわりの溝にしつこくのこる場合は、綿棒を使うときれいに取れますよ!
CPUがきれいになったら、新しいグリスをぬっていきます。
つけすぎるとはみ出てしまうので、わたしの経験上ちょっと少ないかなと思うくらいがちょうどいい量です。
これはセンターう〇こと呼ばれるぬり方で、その名の通りCPUの真ん中にちょこっとグリスをつけて、ヒートシンクを乗せて広げる方法。
デカいデスクトップ用CPUでは広がりきらないですが、ノートパソコンのCPUは小さいので問題ないですね。
薄さにこだわりたいなら、ヘラで伸ばすといいですよ!
4、元のように組み立てる
あとは、ヒートシンクと裏ブタをを取り付けるだけです。
ヒートシンクのネジは、1本を一気に締めるとせっかくぬったグリスが偏ってしまうので、全てのネジを少しずつ締めていくといいですね。
わたしはいつも上の写真のような順番で締めています。
グリス交換は案外かんたん:まとめ
今回は、ノートパソコンが熱いときに効果的な、CPUグリスの塗り替え方を解説しました。
グリスは、パソコンを使っているとどんどん乾いて役目を果たさなくなるので、数年に一回は交換をオススメします。
グリスが乾いてくると、動作が遅くなったり音がうるさくなったりして不便ですし……
ノートパソコンのカバーを外すのは勇気がいりますが、やってみると案外簡単ですよ!
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