いままで主流だったSATA SSDに変わって最近注目されているのが「M.2 SSD」です。
私は今までSATA SSDしか使ったことがなかったんですが、M.2 SSDの価格がSATA SSDに近づいてきたので1つ買ってみることに。
今回取り付けるのは、SSD界のコスパ王「WD Blue SN570」の500GBモデルです。
それでは早速取り付けていきましょう。
※Cドライブ(OSが入っているSSD)を交換する場合、
- Windowsをクリーンインストール
- 今使ってるSSDの中身をクローン
のどちらかを選ぶことになります。クローンは方法が3つほどあるので、クローンしたい方は先に「M.2 SSDにOSごとクローンする方法 」を読んでから取り替えるのがおすすめです。
取り付けに必要なもの
取り付けに必要なものはこんな感じです。
普通のドライバー
普通のドライバーはPCケースを開けるために使います。一般的なドライバーで十分ですね。
精密ドライバー
精密ドライバー(#0)はM.2 SSDを固定するネジやヒートシンクのネジを回すのに使います。よくある#2のドライバーでは合わないので、持っていない方は購入しておくといいですね。
M.2 SSD固定用のネジ
M.2 SSDを固定するためのネジも必要です。たいていマザーボードの付属品としてついてきますが、BTO PCを買った場合やネジを無くしてしまったときは買う必要があります。
M.2 SSDを取り付ける手順
M.2 SSDを取り付ける手順はこんな感じです。
ほぼスロットに差し込むだけなので、PCいじりに慣れている方なら5~10分で終わりますよ。SATA SSDだとケーブルを接続するので配線が面倒ですが、M.2 SSDはただ差し込むだけ。
なんて楽なんだ!!!
それでは詳しく解説していきます。
PCの内部を開けてM.2スロットを探す
まずはPCの内部を開けて、M.2 SSDを差し込むためのスロットを探します。
私のPCだとグラボの下にM.2スロットがあるので、先にグラボを外す必要がありますね。デスクトップPCだとこのレイアウトが多いです。
グラボの外し方は「【5分でできる】グラボの外し方と注意するポイントをやさしく解説」をどうぞ。
グラボを取り外すと、M.2スロットが2つ見えてきました。スロットの数はマザーボードの種類によって違います。
スロット2は銀色のヒートシンクの下にあります。いちばん下の短いスロットはWi-Fiカード用なので、M.2 SSDは取り付けられませんね。
(あれば)ヒートシンクを外す
M.2スロットにヒートシンクがついている場合は外しておきます。私の場合は3か所のネジをゆるめるとヒートシンクが外れました。
ネジをゆるめてもヒートシンクがはずれないときは、横方向にスライドさせてみると簡単に外れますよ。
外したヒートシンクに保護フィルムがついている場合は、このままではSSDの熱を逃せないのではがしておきましょう。
M.2 SSDを差し込んでネジ止め
いよいよM.2 SSDを取り付けていきます。
スロットが2つあるけど、どっちを使えばいい?
M.2 SSDを差し込むスロットが2つ以上ある場合、スロットの近くに「M.2_1」「M.2_2」などと番号が書いてあることが多いです。基本的にはその番号が小さい方に取り付けますが、べつに無視しても大丈夫ですよ。
ただSATA接続のM.2 SSDを取り付ける場合は、スロットの番号によってSATAコネクタが無効になる(M.2_2に接続したらSATA3_0が使えないとか)こともあります。
NVMe接続のM.2 SSDなら問題ないので、どこに取り付けてもOK。
私は最初ヒートシンクが付いている「M.2_2」に取り付けようかと思ってました。
が、SN570はあまり発熱するSSDではないのでヒートシンクがグラボの熱を吸って逆に熱くなるかも……と考え直してヒートシンクがない方のスロットにしました。
取り付け方はただ差し込むだけですが、スロットとSSD側の凹凸を合わせないとハマりません。
金色の端子が見えなくなるまで押し込みます。
差し込めたら、ネジで固定して終わりです。
ヒートシンクがある場合は、ネジを取り付ける前にヒートシンクをかぶせていっしょに固定します。
もとのように組み立てる
あとはグラボを取り付けてからPCのケースを閉めれば完成です。グラボの取り付けが不安な方は「【中学生でもできる】グラボの取り付け方と注意点をわかりやすく解説」をご覧ください!
M.2 SSDにOSごとクローンする方法
OSが入っているドライブをM.2に換装したい場合、
- OSを新しいM.2 SSDにまるごとクローン(複製)する
- OSをクリーンインストールする
の2つの選択肢があります。
OSをクリーンイントールする場合は、もとのSSDを外してWindowsをインストールするだけなので簡単です。詳しい手順は「迷わずできる!自作PCにOS(Windows10)をインストールする手順」で解説していますよ。
ただクリーンインストールだとソフトが全て消えてしまいます。なのでソフトを入れ直すのが面倒な方はクローンをするといいかもしれません。
ここではSSDをクローンする方法を2つ紹介します。
クローンソフトを使う
1つ目はソフトを使う方法。いままでは「EaseUS Todo Backup」のクローン機能が無料で使えていたんですが、最近有料になってしまいました。
なので有料版(1か月間で税込2,629円)を購入するか、代わりになる無料ソフトを使うしかない状況です。
無料ソフトは「【2021年秋】Todo Backup Free版の代わりのクローンソフト4つ【HDD/SSDクローニング】」で紹介されているので、お好みで選んでみてください。
私はめんどくさそうだったのでクリーンインストールをしました。
M.2 SSDクローンキットを使う
裸族のM.2 NVMe SSD 引越キットを使えば、付属のソフトで簡単にCドライブをクローンできます。
価格は高めですがポータブルSSDとしても使えるので、あまりややこしいことをしたくない方におすすめですね。
>>>裸族のM.2 NVMe SSD 引越キットをツクモで見る
M.2 SSDの取り付け方まとめ
今回はM.2 SSDの取り付け方を紹介しました。
私は今まで「M.2 SSDにしても速度の変化はわからんだろwwwムダに高いだけじゃんwww」とバカにして思ってたんですが、この取り付けやすさにはびっくりしました。
SATAの場合「電源ケーブルが足りない!」「SATAケーブルが届かない!」というアクシデントがけっこう起こるんですよね……
これからはM.2の時代ですね!!!(手のひら高速回転
COMMENT
他のPCでコピーする って手法がよくわからないんだが
ただコピーしても起動しないだろが
出鱈目なのか説明不足なのか知らないが、起動ディスクは単なるコピーでは不可
ちゃんと修正を
ご指摘ありがとうございます。修正しておきます。