マザーボードにWiFi機能は必要?後付けの無線LANカードと比較してみた

マザーボードにWi-Fi機能は必要?

こんな悩みを解決します↓

  • ちょっと高価くてもWi-Fi付きを買ったほうがいいのかな?
  • Wi-Fi付きのマザーボードはどんなメリットがあるの?
  • Wi-Fiを使いたいならWi-Fi付きマザーを買うしかないの?

マザーボードにはWi-Fi機能が付いているものと付いていないものがあるので、どちらが良いのか迷うことが多いです。

Wi-Fiは後からも付けられるので、最初からWi-Fi付きのマザーボードを買っても、後からWi-Fiカードを買って取り付けても同じように感じますよね。

結論からいうと、Wi-Fi付きマザーボードを買ってしまうと損です。メリットもありますが、Wi-Fiカードを増設するほうがはるかに幸せになれますよ。

この記事では、マザーボードについているWi-Fi機能のメリットと、後付けWi-Fiカードのメリットを詳しく解説します!

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マザーボードにWi-Fi機能は必要?

冒頭でも書きましたが、マザーボードに付いているWi-Fi機能は基本的にいらないです。

サナ
サナ

なんで?

がーと
がーと

後付けのほうがメリットが多いんです

なのでよほどの理由(Wi-Fiカードを後付けできない超小型PCを組むなど)がないかぎり、Wi-Fiなしのマザーボード+後付けのWi-Fiカードの組み合わせがベターですよ。

Wi-Fiカードというのは、マザーボードのPCI-eスロットなどに増設してWi-Fiを使えるようにするカードです。

PCI-e x1のスロットが1つあれば使えるので、ほぼ全てのマザーボードに取り付けられますよ。

Wi-Fi付きマザーボードのメリット

これまでさんざん悪く言ってきたWi-Fi付きのマザーボードですが、意外なメリットもあります。

それは、マザーボードのスロットを消費しないこと。

後付けのWi-Fiカードは、どうしてもPCI-eスロットやUSBポートなどを1つ塞いでしまいますよね。

その点、Wi-Fi付きのマザーボードなら専用のアンテナ端子がついているので、スロットを減らさずにWi-Fiが使えます

Mini-ITXなどの小型マザーボードの場合、PCI-eスロットが1つだけだったりUSBポートが少なかったりするので、スロットを消費しないのはかなり嬉しいです。

逆にいうと、スロット数が多いATXサイズのマザーボードではメリットがほぼ無いわけです。

Wi-Fiカードのメリット

私がおすすめする「Wi-Fiカード」のメリットはこんな感じです。

Wi-Fiカードのメリット

  • Wi-Fi付きマザーボードより安い
  • 故障しても交換できる
  • 新しい通信規格が出たときすぐ試せる
  • コンパクト
  • 種類が多いので好みで選べる

それぞれ解説しますね。

Wi-Fi付きマザーボードより安い

そもそも、Wi-Fi付きのマザーボードより「普通のマザーボード+Wi-Fiカード」を買うほうが安いです。

価格.COMで同じグレード(チップセットがB560)の最安マザーボードを比較してみましょう。※価格は2021年9月2日時点

まずはWi-Fiありのマザーボード。最安のものでも1万5000円近くします。

それでは、Wi-Fiなしのマザーボードを見てみましょう。最安が8,000円で、2位~も1万円前後の価格ですね。

1位どうしを比べてみると、差額は

14,959円 – 7,990円 = 6,969円

ですね。

サナ
サナ

じゃあWi-Fiカードの価格はどれくらいなの?

がーと
がーと

4,000~6,000円くらいが相場です

たとえば、こちらのPCI-e接続のWi-Fiカードは4,500円くらいで買えます。Wi-Fi6(IEEE802.11ax)に対応しているので、スペック的にも見劣りしませんね。

もしこのWi-Fiカードを差額で買ったとすると、

6,969円 – 4,580円 = 2,389円

もお得ですよね。

2,300円もあればLEDで光るファンやCPUクーラーなども買えるので、この差はかなり大きいですよ!

故障しても交換できる

2つ目のメリットは、Wi-Fiカードなら故障してもカンタンに交換できること。

マザーボードのWi-Fi機能は、故障してもそれだけ交換するわけにはいきません。マザーボードごと交換するか、別のWi-Fiモジュールを増設する必要があります。

マザーボードごと交換する場合は、CPUに合ったマザーボードを探さないといけないんですが、その頃にはだいぶ種類が減っているはず。もしかしたら新品はないかもしれません。

そうなるとCPUやメモリを最新のものでそろえることになるので、かなりフトコロが寂しくなりますね。

でも後付けのWi-Fiカードなら新しいものに取り替えるだけでいいので、故障したときの出費が少なくなりますよ。

新しい通信規格が出たときすぐ試せる

Wi-Fiは日々進化しているので、通信規格もどんどん変わっていきます。実際、今(2021年)はWi-Fi6(=802.11ax)が最新の規格ですが、2~3年前はWi-Fi5(802.11ac)が最新でした。

Wi-Fiカードを使っているなら、新しい通信規格が出たときにすぐ試せます。だってカードを交換するだけなので。

マザーボードのWi-Fi機能だと、新しい規格に対応するためにはマザーボードを交換する必要がありますよね。(それならWi-Fiカードを増設しろって話ですが)

なので「新しい通信規格が出たときすぐ使ってみたい!」という方は、Wi-Fiカードを使ったほうが手間がかかりませんよ。

コンパクト

マザーボードについているWi-Fiは、机や床に置くタイプのアンテナがついていることが多いです。

そこまで大きいものじゃないですが、机の上をスッキリさせたい場合ジャマですよね。

Wi-Fiカードならアンテナが直接ついているタイプが多いので、コンパクトにまとまります。

種類が多いので好みで選べる

Wi-Fi付きのマザーボードは全体的な数が少ないので、自分の好みにあったマザーボードを選びにくいです。

その点Wi-Fiカードなら、M.2スロットに接続できるタイプやおしゃれな製品など色々あって、「買ってよかった」と思える商品に出会いやすいです。

こちらはM.2接続のWi-Fiカード。コンパクトなのでケース内をスッキリさせたい場合に役に立ちます

側面が透明なPCケースを使うなら、こちらのワインレッドのWi-Fiカードを選ぶのもいいかもしれませんね。

マザーボードのWi-Fiまとめ

今回は、マザーボードについているWi-Fi機能のメリットと、後付けWi-Fiカードのメリットを詳しく解説しました。

Wi-Fi付きマザーボードのメリット

  • マザーボードのスロットを消費しない

Wi-Fiカードのメリット

  • Wi-Fi付きマザーボードより安い
  • 故障しても交換できる
  • 新しい通信規格が出たときすぐ試せる
  • コンパクト
  • 種類が多いので好みで選べる

ホントによほどの理由がないかぎりWi-Fi付きのマザーボードを選ぶメリットはないので、迷わずWi-Fiカードをポチってください!

マザーボード選びで迷っている方は、こちらの記事もどうぞ!

>>>意外と重要!自作PCのマザーボードの選び方をくわしく解説

COMMENT

  1. 匿名 より:

    これは意外に知らない人が多い。
    Wifiチェックしていない。

  2. 匿名 より:

    デメリットが全部弱すぎる
    wifi付きのマザボでも基本的にカードをマザボに直で内蔵してることを知ってれば全部デメリットにはならないことはわかるはずだし、値段にしたってグレード違うモデルを比較して同一モデルでwifi機能の有無での価格差を見てない時点で根拠になってないし…
    本気で無知なのでなければ全部結論ありきの理由付けにしか見えない

  3. 匿名 より:

    比較されてるマザボ、wifiがついてるついてない以外に
    m.2スロットやメモリスロット、USB3.2 Gen2ポートの数が倍です。
    そこら追加しようと思ったら2300円どころじゃすまないのでは?
    比較対象でそこ揃えるとwifiカードのほうがコスパ悪くなっちゃうからこの記事意味ないからでしょうけど。

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