パーツ選びは、自作PCを組むときにいちばん頭を悩ませる工程ですよね。
なので、
- 失敗したら買い替えるお金がない……
- パーツに互換性があるかわからない
- どうやって確認すればいいの?
と悩んでいる方も多いと思います。
私もチップセットの意味がわからなかった……
で、失敗しない方法ってなに?
パーツ選びで失敗しない方法は、(タイトルでネタバレしてますが)自作PC見積もりツールを使うことです!
もちろん100%失敗しないわけではありませんが、このツールを使えばパーツの組み合わせでミスることはまず無いはず。
この記事では、パーツ選びが楽になるWebサービス「自作PC見積もりツール」を実際に使ってみて感じた3つの魅力を紹介します。
自作PC見積もりツールとは?
自作PC見積もりツールというのは、自作.comが開発・運営している自作PCのパーツ選びをカンタンにできるツールです。
見積もりツールの主な機能はこんな感じですね。
選択肢の中からパーツを選ぶだけでパーツ選びに必要な情報がほぼそろうので、いちいち型番を確認したり……という手間がはぶけます。
使い方はこちら>>>見積もりツールの使い方
自作PC見積もりツールの3つの魅力
わたしが感じた自作PC見積もりツールの魅力はこんな感じです。
それぞれくわしく説明しますね。
パーツを選ぶだけで価格・必要な電源容量が出る
見積もりツールのページに行くと、このような画面が出てきます。
おすすめパーツが書いてあるのが地味に嬉しいですね。
「CPUを追加する」などのボタンを押すと、パーツがズラッと現れました。
「メーカーはIntel」「コア数は……」というように絞り込めるので、目当てのCPUがすぐに見つかります。もちろんキーワード検索も可能。
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パーツを選んでいくと、下の方に合計金額と電源容量が表示されます。
自作するときの価格計算計算はめんどうなので、自動でしてくれるのはめちゃくちゃ助かりますよ!
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ちなみに、わたしはこんな感じに手書きで見積もりをしていました……
めちゃくちゃ大変でしたね……
そうだろうな。あと、電源容量の下の「推奨」ってなに?
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電源容量のところに表示される「推奨」は、文字通りこれくらいの電源がオススメ、ということです。
電源容量は多めに見積もらないとPCが不安定になってしまいます。
なので、普通は必要なワット数の1.2~1.5倍の電源を使うんですが、このツールは1.5倍したワット数も表示してくれます。
組み合わせ不可能なパーツを選ぶと警告してくれる
自作PCを組む作業はおもにパーツを組み合わせていくわけですが、パーツ同士の規格が同じでないとうまく動いてくれません。
例えば、Intelの最新CPU(第10世代)は、ソケットがLGA1200のマザーボードにしか取り付けできないんです。
なので、組む前にどのパーツがどの規格か確認しておかないと、いざ組むときに刺さらない……という事態になってしまいますよね。
でも、自作PC見積もりツールを使えば、自分が選んだパーツがちゃんと組み合わせ可能かが上の「パーツリスト」というところに表示されます。
下向き矢印をタップすると、なにの組み合わせが悪かったのかわかりますよ。
わたしが選んだ「H670」のマザーボードはIntel用なので、Ryzen 5 5600Gが取り付けできないというアドバイスをしてくれています。
この他にも、メモリーの規格やCPUクーラーのサイズなど、細かいところまで互換性を確認できるのでうっかりミスも防げますよ!
完成予定のPCの性能がだいたいわかる
はじめての自作PCだと、
- CPUがRyzen5 3600Xで
- メモリがDDR4 21300
- グラボはGTX 1660
などという型番を見ただけでは、PCの性能がどれくらいなのかイメージしにくいですよね。
見積もりツールでは、選んだパーツで組んだ場合のPC性能がゲージでわかるようになっています。
「R20」というのは、おそらく有名なCPUベンチマークソフトCinebench(シネベンチ)のスコアですね。データがあればグラフィック性能を測る「3DMark Time Spy」のスコアも表示されるはず。
マルチとシングルってなにが違うの?
コア1つだけの性能か、全て合わせた性能かのちがいです
マルチスレッド性能は動画のエンコードなど、シングルスレッド性能はゲームなどに影響しやすいですね。
なので、自分の用途に合ったゲージを見るといいかもしれません。
ただベンチマークスコアはあくまで性能の目安なので、「3DMarkが〇〇あるから大丈夫」などと判断するのは危険です。
やはりパーツを選ぶときは、実際にどれくらいの性能があるかを実機レビューなどで確認するのがおすすめですね。
自作PC見積もりツールの少し残念なところ
実際に使ってみて1つ気になったのが、検索するときにスペースを入れなければ結果がなにも出てこないことです。
例えば、Ryzen 5のCPUを検索するとき「Ryzen5」と入力しても「結果はありませんでした」となってしまいます。
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このように「Ryzen」と「5」の間にスペースを入れると、Ryzen5のCPUがたくさん出てきました。
なので、検索するときは単語ごとにスペースを入れると上手くいきますよ!
自作PC見積もりツールは有能すぎる:まとめ
今回は、自作.comの自作PC見積もりツールを紹介しました。
わたしは、パーツのメーカーページを見たりして互換性があるか確かめていたので、見積もりツールの便利さに驚きました。
しかも、こんなに苦労したのに……(←しつこい)
と、とにかく、パーツを選ぶだけでちゃんと動くかわかって、その上性能までゲージで表示されるなんて、このツール有能すぎです!
COMMENT
互換性あるCPUとマザーボードでも互換性に問題がありますって出るのであまり信用性ないかな。
互換性はメーカーのHPで確認する事をオススメします。
ご指摘ありがとうございます。確認してみたところ、B660と12400Fで互換性に問題がありますと出たので記事冒頭に追記しました。
価格の更新が遅い時が多く正しい価格ではない時が多いです。
情報ありがとうございます!注意を追記したあと運営元に問い合わせてみます。(某YouTuberの方がが問い合わせたときは無視されたらしいのであまり期待はできませんが)
自作.comはATX電源不可なPCケースでも「ATX電源で問題ないよ!」とか、マザボのヒートシンク高くて取り付け不可能な空冷CPUファンでも「取り付け問題ないよ!」って平然と出るのであんまし信頼性ないですね・・・最近だとジサコのほうが更新頻度高いし最低限のサイズ互換性は定義されてるし、値段情報は自動更新なのでオススメかなぁ
ですよね……3年前はいいツールだと思ったんですが、最近は運営者に連絡もつかないので信頼性がないです
いま自作PC.comでRyzen5 5600Gとメーカーサイト対応マザーボードを組み合わせた時に、「互換性がありません。」と表示されました。ブレブレですね・・・
もう見積もりだけならしんぷるみつもりくん使うほうがいいですね