デスクトップPCを日常的に使っていると、どんどん中にたまってくるホコリが気になりますよね。
でも、いざ掃除しようとすると掃除の仕方がいまいちわからない方もいると思います。
パソコンってどうやって掃除すればいいの?
基本は、部屋の掃除と同じです!
「パソコンの掃除」というと敷居が高く感じるかもしれませんが、ホコリがたまっている場所をきれいにするだけという点では部屋の掃除と同じこと。
ただ、パソコンは精密機器なので少々気をつけるところやコツなどがあります。
めちゃくちゃ慎重になる必要はないですが、ヘタな掃除の仕方だと故障してしまうかもしれません。
そこでこの記事では、PCを自作したことがあるわたし「がーと」がデスクトップPCの掃除頻度や掃除の仕方を解説します。
結論から言うと、オススメなPCの掃除頻度は1年に4回です。
※この記事にはホコリの写真がありますので、苦手な方は注意してください。
※ノートPCの掃除の仕方はこちらの記事で紹介しています
>>>【画像12枚】自分でノートPCを掃除する方法をやさしく解説
毎日使うPCの掃除頻度は年4回
PCの掃除頻度は、普段どれくらいPCを使っているかで決まります。
目安はこんな感じ。
あえて言うなら、毎日使うパソコンは年4回くらいは掃除したほうがいいですね。
とくにゲーミングPCの場合。
ゲーミングPCは性能がいいぶん熱をだすので、ケースファンがたくさんついていますよね。
あのピカピカ光っているケースファンがどんどんホコリをためていくので、毎日使っているのに掃除をしなければ大変なことになります(笑)
って笑いごとじゃねーよ!
毎日使っているゲーミングPCなら、最低でも年に6回は掃除をしてあげてくださいね!
PC内部の掃除に必要なもの
必要なものはこんな感じです
エアダスターは、なにかと使うので3本セットで買っておくといいですよ。
こちらのエアダスターは3本セットで1,000円以下で、かなりお得なのでオススメです。
エアダスターはPCの掃除だけなくキーボードやインテリアのホコリを吹き飛ばすのにも使えるので、3本セットを買っても損はしませんよ。
PCに掃除機を使うと壊れる?
掃除機を使うと壊れるって聞いたけどホント?
まず壊れませんよ
私は何回も掃除機でホコリを吸っていますが、壊れたことは1回もありません。
ただ、掃除機を使うとこのようなデメリットもあるんです。
気をつけていれば大丈夫ですが、自信がないなら掃除機のノズルを基板(マザーボード)に近づけるのはやめたほうがいいですね。
掃除機はエアダスターで吹き飛ばしたホコリを吸うときに使うと便利です。
デスクトップPCの掃除手順7ステップ
パソコン内部の掃除方法はだいたいこんな感じです。
タバコを吸っている場合は高確率でヤニがたまってますが、その場合はあきらめて買い替えたほうがいいかもしれません。
ヤニを落とすのはかなり大変ですので。
くわしくみていきましょう。
1、まずは静電気対策
さっそく掃除をするぞ!!
ちょっとまったぁぁぁぁ!!!!!
掃除をする前には、静電気対策を忘れてはいけません。
PCの中身は静電気に弱いので、自分が帯電してたら即アウトですよ!
即アウトは怖いな……
しっかり対策をすれば大丈夫です!
この4つの静電気対策をしっかりやれば、まず壊れることはありませんよ。
静電気防止手袋はサンワサプライのこいつが定番です。
手袋をすると作業がやりにくい!という方は、こちらの静電気防止ストラップを使うといいですね。自分の体を接地(アース)できるので、かなり安心感があります。
これだけやれば、
静電気、恐るるに足らずっ!
と言えますね(笑)
2、電源プラグ、PC本体にささっている線を抜く
まず、電源プラグとPCにささっているもろもろの線を抜きます。
終わってからもとに戻すとき、どう配線してあったかわからなくなると絶望的なので、写真をとっておくといいですね。
3、外側をよくしぼったやわらかい布で拭く
つづいて、パソコン本体の外側をやわらかい布で拭いていきます。
よほどひどい汚れがないかぎり、水にぬらしてかたくしぼった布で拭くだけでいいですよ。
汚れがひどい場合には、布にOAクリーナーをふくませるときれいになります。
4、本体のカバーを開ける
本体のカバーを開けることが、パソコン掃除での一番の難関ですね。
大抵のパソコンのカバーは、うしろの面にプラスネジ4~6個とめてあるのを外せば取れると思います。
ネジはなくさないように入れ物にいれておくのがおすすめです。
わたしのPCは手で外せるようになっているので。めちゃくちゃ便利ですよ!(自作PCだから)
ネジを外したら、いよいよカバーをとります。スライドさせてとるのが一般的ですが、機種によってちがうので厄介です。
どうしてもカバーが外れなかったら取説を見よう!
※カバーを開けると保証が無効になるものもあるので、保証期間内のPCは開けないほうが無難です。
5、エアダスターでホコリを飛ばす
ここからが本番です。
ケースの中身を見てみると、ホコリがとくにたくさんついている場所があるはずです。
そう、ファンの部分ですね。
たいていファン周りのホコリが一番ひどいので、先にやっつけてしまうとスムーズに掃除ができます。エアダスターやブロワーなどを使って、根こそぎ吹き飛ばしましょう。
しつこいホコリは竹串でほじくり出すとうまく取れますよ。取れたホコリは、掃除機で吸い取るといいですね。
すべてのファンのホコリを吹き飛ばしたら、全体的にエアダスターをかけていきましょう。
6、ホコリがひどいならCPUクーラーを外す
あまりにホコリがひどすぎる場合は、CPUファンをとって掃除してみるのをオススメします。
ただ、CPUファンをとってしまうともとに戻せなく生る可能性が大なので、よっぽどホコリがひどくなければやめておきましょう。
CPUファンを外すと、このようにCPUがむき出しになります。
おそらくグリスが塗ってあるので、こんなに綺麗ではありませんが……
グリスを拭き取ってしまうと、グリスを塗り直す必要があるのでとても面倒。
なので、自信のない方はスルー推奨です。
くわしい方法は、こちらの記事で解説していますよ!
>>>【画像16枚】CPUクーラーの外し方とグリスの塗り直し方法を解説
7、もとのように組み立ててカバーをつける
内部をきれいにしたら、もとのように組み立ててカバーを付けます。
ネジのしめ忘れにご注意を。
とくに、パソコンの内部にネジを落としてしまうと故障するので、ネジを落としたらなんとしてでも見つけましょう。
組み立て終わったら、マウスやキーボードなどの周辺機器をつないで終了です!
お疲れさまでした!!!
おまけ:掃除をしなかったら?
パソコン開けるのめんどくさそう~
また来年にしようかな
故障……最悪の場合には発火しますよ!
一般的なデスクトップパソコンは、CPU(計算する部品)やマザーボード(基板)を冷やすために、本体の中に常に空気を流しています。
ホントかよ?と思ったら、いちど電源がついているパソコンに耳を近づけてみてください。「フォーン……」というファンの音が聞こえますよね。(ファンレスな変態PCやMacの方、そんな目でにらまないで~(泣))
空気を吸っているということは、空気中のホコリも一緒に吸っていることになるのですぐにホコリがたまるんですね。
ホコリがたまってくるとちゃんと熱を逃せなくなるので
- 音がうるさくなる
- パソコンの寿命が縮まる
- ひどければ火事になるかも
と、全くいいことがありません。
実際に、年間100件以上の発火事故が起きているんです。
定期的に掃除をするのは大事ですね。
PCの掃除方法まとめ
今回は、デスクトップPCの掃除頻度や掃除の仕方を解説しました。
パソコンのフタを開けるのは勇気がいりますが、一度やってしまえば慣れるのでどうってことありません。
ホコリがたまってくるといいことがないので、ぜひ定期的に掃除をしてみてください!
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