電源ユニットはPCに電力を供給するパーツなので、かなり重要です。人間でいうと心臓みたいなもんですね。
でも、めちゃくちゃ安いものからクソ高いものまであるので、どれを選んだら良いのかイマイチわからない方も多いと思います。
そこでこの記事では、電源ユニット選びで重要な5つのポイントをわかりやすく解説します。
電源ユニット選びのポイント5つ
電源ユニット選びで重要なポイントは、この5つです。
それぞれ解説しますね。
80 PLUS認証マークがある?
電源ユニットにはランクがあって、効率が一番いいのが「80Plus TITANIUM」で、一番下が「ただの80Plus」です。
効率が良い電源ユニットほど価格が高くなるので、予算に合わせて選ぶといいですね。

ちなみに安すぎる電源ユニットは80Plusさえ付いていないこともあるので、買うときは80Plusマークが付いているか確かめましょう。
ワット数は消費電力の1.5倍以上ある?
電源ユニットには必ず電源容量(供給できる最大電力量)が書いてあります。たとえば私が使っているのは400Wの電源です。
使うパーツの消費電力を足したときに電源ユニットの電源容量を超えてしまうと動きませんしギリギリでも安定動作しないので、電源容量は余裕を持って選ぶのがコツですね。

どれくらい電気を使うかなんてわからないよ~
電源容量の計算がめんどくさいなら、ドスパラの電源電卓を使うと楽にできますよ。パーツを選んでいくだけで電源容量を計算してくれます。
>>>電源電卓
私のメインPCの構成でやってみると、こんな感じになりました。

ケーブルの種類・数は足りる?
電源ユニットを選ぶときは、ケーブルの種類や数が足りるかどうかも要チェック。
とくに確認しておきたいのは、「グラボの補助電源ケーブル」と「CPUの補助電源ケーブル」ですね。
性能が高いグラボだと補助電源に8ピンが必要ですが、安い電源ユニットはだいたい6ピンしか付いていません。
CPU補助電源ケーブルも同じで、性能が高いCPUと安い電源を組み合わせるとピン数が足りなくて動かないことがあります。
ケースに収まる長さ?
ワット数が高い電源ユニットだと、かなり奥行きがある製品もあります。
コンパクトなケースを使う場合、ケースの奥行きが短いのであまりに長い電源ユニットだと入らないことも。
ぎりぎり入ったとしてもケーブルの取り回しがしにくくなったりするので、5cmくらいは余裕があるほうがいいですね。

どうやって確かめたらいいの?

確実な方法はないんです……
ケースの商品ページに対応している電源ユニットの奥行きが書いてあればいいんですが、記載がないケースのほうが多いです。
なので長めの電源ユニットを使う場合は、ケースのレビューなどで入るかどうかチェックするといいですね。
普通の電源ユニットならまず入らないことはないので、気にしなくても大丈夫です。
ケースに入るサイズ?
最後にサイズです。
電源ユニットのサイズ(フォームファクタ)は主に「ATX」と「SFX」2種類しかないので、まず間違うことはありません。
大きさを比較すると、
ATX > SFX
です。
注意したいのは、ATX電源対応のケースにSFX電源は取り付けられないこと。
SFX電源は横幅も奥行きも小さいので、ケースのネジ穴が合わないんです。
ほとんどのケースはATX電源に対応していますが、超小型ケース(Mini-ITXマザーボード用など)はFSX電源しか使えないことがあります。
小さいケースだとATX電源が入らないので、そこだけ気をつけていれば大丈夫ですね。
電源ユニットの選び方まとめ
今回は、電源ユニットを選ぶときに気をつけたいポイントを紹介しました。
電源ユニット選びを失敗すると、PCが安定して動かなかったりとトラブルのもとになるので、ぜひ妥協せずに選ぶのがオススメです。
私は少し前まで3,099円(税込み)の安すぎる電源ユニットを使っていたんですが、購入から2年ちょっとで突然壊れました。まあこの価格なら仕方ないですが。
なので信頼性を求めるなら、できるだけ保証期間が長い電源ユニットを購入するといいですね。
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