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【今すぐできる】レコードの聞き方を初心者向けにやさしく解説

レコードの聴き方を解説 レコードの基本

レコードは1960年代が黄金期だったので、60年ほどたった今ではあまり身近ではなくなりました。

なので

  • レコードの再生方法がわからない……
  • そもそもどうやって持てばいいの?
  • レコードプレーヤーの操作がうまくできない

という方もたくさんいると思います。

わたしは、屋根裏で古いレコードを発掘したのがきっかけで聴き始め、今では目をつぶってでも操作ができます。

・・・というのはジョークですが、かなりスムーズにターンテーブル(レコードをのせるところ)にレコードを置いて聴きはじめられます。

でも、最初はボタンの意味もわからずひとつひとつ調べていました。

そこでこの記事では、レコードをまったく操作したことのない方でも盤をターンテーブルに置いて再生できるように、レコードの聴き方を解説します。

レコードの持ち方

サナ
サナ

そもそもレコードってどうやって持つの?

がーと
がーと

おいおい……と言いたいけど、さわったことないなら当然ですね

レコードを持つときの注意点

レコードを持つときの注意点はたった1つです。

それは、

盤面をさわらないこと

です。

盤面をさわってしまうと手のあぶらがついて、カビが繁殖します。

もし繁殖してしまったら洗うのがおすすめ。

レコードの持ち方

レコードの持ち方は、

  • ジャケットから取り出すとき
  • ターンテーブルにのせるとき

で違います。

それぞれ説明していきましょう。

まず、ジャケットから取り出すとき。

ビニールの袋とレコード盤の間に手を入れ、人差し指、中指、薬指の3本でレーベル(中央の紙のぶぶん)を持ちます。

レコードの持ち方

上から見るとこんな感じです。

親指のつけ根にレコード盤のフチがあたるように持つと安定しますよ。

レコードの持ち方

このまま、ビニールの袋から引き出します。

つぎは、ターンテーブルにセットするときの持ち方を説明します。

このように、両手でレコードをはさむように持ってみてください。

レコードをターンテーブルに置く

下から持っている状態から、レコード盤を持っていないほうの手を反対側のフチにそえるようにするとうまくいきます。

はじめてレコードを聴くときの準備

はじめてレコードを聴くなら、この2つは必須です。

  • プレーヤーをアンプに接続
  • 針圧調整

プレーヤーをパワーアンプに接続

レコードプレーヤーが出す電気信号はすごく弱いので、スピーカーから音を出すためにパワーアンプが必要です。

フォノイコライザーがないプレーヤー(低級~中級くらい)は、「Phone(フォノ)」と書かれた端子に接続。

アンプとプレーヤーの接続方法

フォノイコライザーがあるプレーヤー(高級~超高級くらい)や、フォノイコライザーを外付けしてある場合は「AUX」や「Line in」に接続します。

わたしのプレーヤーはフォノイコライザーがないので、Phone端子に接続しています。Phone端子はほぼすべてのアンプにありますが、ミニコンポにはないので注意してください。

くわしい接続方法はこちらの記事で解説していますよ ↓

>>>【レコード入門】オーディオ周りの接続の仕方をやさしく解説

はじめて聴くなら針圧調整をする

レコードを聴く前に、針圧調整をすることをおすすめします。

針圧は、プレーヤーの針にかかる圧力のこと。

針圧がでたらめだと、いくらいいレコードプレーヤーでもいい音がでません。

針圧調整の仕方はこちらの記事をどうぞ ↓

>>>【音質UP】レコードの針圧調整の仕方をやさしく解説【初心者向け】

レコードの聞き方

レコードの聴き方は、基本CDとおなじです。

  1. レコードプレーヤーの電源を入れる
  2. アンプの電源を入れる
  3. プレーヤーにのせて面・回転数を確認
  4. 回転させる
  5. 針を落とす

ただ、針で盤面をなぞって音を再生するのでCDのようにプレーヤーに放り込んで終わり、ではありませんね。

ここでは、「Victor QL-A70」を例にくわしく解説していきます。

ボタンの配置や有無などは機種によってちがいますが、基本的な操作はおなじですので。

①:レコードプレーヤーの電源を入れる

まず、レコードプレーヤーの電源を入れましょう。

機種によってちがいますが、だいたいパワーボタンがあります。

レコードのパワーボンタン

②:アンプの電源を入れる

次は、アンプの電源を入れます。

フォノカートリッジの選択など、アンプの細かい使い方はこちらの記事で解説しています ↓

>>>【レコード入門】プリメインアンプの使い方をマニアがわかりやすく解説

③:ターンテーブルにのせて面・回転数を確認

いよいよプレーヤーにレコードをのせます。

最初は、真ん中の穴にプレーヤーの軸をはめるのに苦労しますが、なれればすっとできるようになりますよ。

レコードをターンテーブルに置く

レコードにはA面とB面があり、だいたいレーベル(中央の紙の部分)に書いてあります。

レコードの面

このレコードだと「A」だけですが、「side A」と書かれている場合も。

面が書いてある上の「33 1/3」というのはこのレコードの回転数です。

レコードの種類によってプレーヤーの回転数を変えないといけません。

よくあるのが

  • 33
  • 45
  • 78

の3つ。

だいたいのレコードは33回転ですが、念のため確認しておいたほうがいいですね。

回転数が合ってないと、ボーカルの声が不自然に低くなったり高くなったりしてしまいます。

④:レコードを回転させる

スタートボタンを押してレコードを回転させます。

スタートボタンを押す

⑤:針を落とす

このように、針を浮かせたままレコードのはしから2~3 mmのところの無音部分(色が違うところ)に持ってきます。

レコードに針を落とす

針が下がっているとレコードや針が傷ついてしまうので、針を操作するレバーやボタンを確認したほうがいいですね。

あとは、針を落とすレバーやボタンを押すだけ。

回転が安定するまで数秒かかりますが、安定するまえに針を落としてもOKです。

最初は「パチパチ……」という音がしますが、しばらくすると曲が始まりますよ!

レコードの聞き方まとめ

今回は、レコードの持ち方・聞き方を解説しました。

スマホだとアプリを立ち上げて1回タップするだけで音楽が聴けるので、レコードの再生はめんどくさいくらい手順があるように感じますよね。

でもわたしは、アナログならではの温かい音が好きなので、ちょっと手間をかけてでも聴きたくなります。

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