パソコンを買い換えるときに地味に悩むのが、SSDの容量ですよね。
SSDはあとから変えるのが難しいので、容量選びで失敗するとかなりツラい。
そこでこの記事では、「128GB」「256GB」「512GB」といろいろな容量のSSDを使ってきた私「がーと」が、SSDの容量はどれくらいがベストなのか解説します。
結論から言うと、特別な理由がない限りSSD容量は512GBがベストです。
そもそも256GBと512GBってどのくらい?
※「そんなのわかってるよ!」って方はSSD容量は512GBがベストな3つの理由へどうぞ。
256GBとか数字を聞いてもよくわからない……
それぞれの容量の目安はこんな感じです。
ただ全てを使えるわけではなく、Windowsのシステム自体が20GB程度使いますし、アプリを入れるとそのぶん使える容量が減ってしまいます。
最近の3Dゲームは1つのタイトルだけで100GBを超えるものもめずらしくないので、SSDの容量を選ぶときはアプリが使う容量も考えておく必要がありますね。
SSD容量は512GBがベストな3つの理由
冒頭でも書きましたが、どうしても!という理由がないかぎりSSD容量は512GBがベストです。
理由はこんな感じ。
それぞれくわしく解説していきますね。
512GBがいちばんコスパが良い
2021年現在、3.5インチSSDは512GBがいちばんコスパが良いです。
なんで?
1GBあたりの価格を計算してみればわかります
実際に、価格ドットコムの売れ筋ランキング上位にいるSSDで、1GBあたりの価格を計算してみました。
128GB(KLEVV NEO N400 K120GSSDS3-N40):18.1円
256GB(BIOSTAR S120 S120-256GB):14.3円
512GB(crucial MX500 CT500MX500SSD1/JP):12.3円
ご覧のとおり、1GBあたりの価格がいちばん安いのは512GBですよね。
むむむ、1TBはもっと安いんじゃない?
実はそうなんです……
たしかに1TBのSSDなら、1GBあたりの価格はもう少し安いものが多いです。
でも、1TBも必要なのは動画編集や3Dゲームをする場合だけ。
1TBも使わないのに買っても意味がないので、512GBがいちばんコスパが良いかと。
256GBでは足りないことが多い
今のパソコンに入っているデータは200GBくらいだから、256GBで十分じゃないの?
ダメです!
SSDはデータが満タンまで入っていると、めちゃくちゃ寿命が短くなってしまうからです。
自分が使うギリギリの容量を選ぶと、すぐにSSDが壊れる原因になるのでおすすめしません。
どれくらい空き容量があれば良いの?
15~30%くらいが目安です
さらに「Windowsアップデート(定期的にある不具合修正)」もSSDの空き容量をたくさん使うので、ギリギリの容量だとすぐにいっぱいになってしまいます。
SSDの容量に余裕がないと良いことがないので、そんなにデータがない方でも512GBにしておくと安心ですね。
外付けドライブは面倒
SSDの容量が足りなくなったら、外付けドライブを買えば良いんじゃない?
外付けドライブは面倒ですよ……
外付けドライブというのは、SSDをUSBケーブルでつなげるようにしたものです。
これをパソコンに繋げるだけでSSDの働きをしてくれるというスグレモノですが、パソコンと一緒に持ち歩くものが1つ増えてしまいます。
しかも最近の外付けSSDは小さいので、どこかに置き忘れてしまうかもしれません。
移動するときに毎回「SSD持ったかな?」と確認するのは面倒ですよね。
なので、パソコンを持ち歩く方にはストレスの原因になること間違いなし(笑)
512GBのSSDにしておけば、持ち運び用のパソコンとしては十分な容量なので外付けSSDを使う必要はありません。
じゃあ256GBでもOKな場合はある?
256GBでもOKな場合ってあるの?
ありますよ!
256GBでもじゅうぶんなパターンはこの3つです。
それぞれくわしく解説しますね。
SSDやHDDを2つ以上搭載している
SSDやHDDを2つ以上搭載しているパソコンの場合、Cドライブ(Windowsが入っているSSD)は256GBで十分足ります。
まさに私がそのパターンで、
- Cドライブ(240GB):Windowsとソフト類
- Dドライブ(512GB):データ専用
- Fドライブ(1000GB):バックアップ用
という具合に使いわけています。
週に1回くらいしか使わない
家族共用のパソコンなど、週に1回くらいしか使わないケースでも256GBで大丈夫です。
ソフトもそんなに入れないでしょうし、写真を保存したくなれば外付けのSSDを買えばいいので問題ありません。
わが家にある家族共用パソコンのSSDは、なんと128GBです(笑)
持ち運びする予定がない
持ち運びする予定がないノートパソコンも、いざ容量が足りなくなったら外付けSSDを使えばいいので256GBを選んでも問題ありません。
持ち運ばないなら、つねに外付けSSDをつけていてもジャマにならないですし……
もちろん、家の中を移動するくらいなら全然OKです。
512GBでも足りない用途は?
ほとんどの用途では512GBで足りますが、大容量のファイルをたくさん扱う場合は512GBでも足りないことがあります。
たとえばこんな感じですね。
とはいえ、「512GBでは足りないと思って1TB(約1000GB)にしたけど、結局半分も使わなかった……」となると滅茶苦茶もったいないので、とにかく容量が大きければいいわけではありません。
最近は外付けのSSDも安くなってきたので、足りなくなったときは簡単に容量を増やせます。
なので、512GBで足りないか不明なら、とりあえず512GBにしておいて足りなくなってから外付けSSDを購入するのもアリかもしれません。
迷ったら512GBを選べばOK:まとめ
今回は、「SSD容量は512GBがベストな3つの理由」を解説しました。
SSDの容量は多くても困らないので、とにかく迷ったら512GBを選んでおけば、まず失敗しません。
まさに「大は小を兼ねる」というやつですね。
ぜひ余裕を持ったSSDを選んで、容量不足とはおさらばしましょう!
ちなみにSSDはとつぜん壊れてデータが読み込めなくなることがあるので、毎日バックアップするのをオススメします。
設定しておけば自動でバックアップしてくれるソフトがあるので、手軽にできますよ。
詳しくはこちらの記事をどうぞ!
>>>BunBackupの使い方とバックアップの自動化方法を解説
COMMENT
256GBでも足りるけど、あと+2000円で安心を買うにする。
パソコン選びは選択肢が多すぎて、面倒くさいね