※「no boot device found」も同じ意味なので、この記事が役に立つと思います
パソコンを起動しようとしたら、真っ暗な画面が出て「no bootable device」と出てくるとめちゃくちゃ焦りますよね。
私のノートパソコンも、なんの前ぶれもなくこのエラーが出て起動しなくなったので冷や汗ダラダラでした。
でも原因がわかって修理できたので、今では現役バリバリで使ってます。
むしろ前より快適になりました(笑)
そこでこの記事では自作パソコンを2台組み立てたことがある私 がーと が、no bootable deviceと表示されてパソコンが起動しないときの解決方法を紹介します。
結論からいうと、私の場合はSSDがお亡くなりになっていたのでSSDを交換すると直りましたよ。
まずは深呼吸
パソコンが起動しないとパニックになりがちですが、まずは深呼吸でもして落ち着くことをおすすめします。焦って何度も電源を入れ直しても、だいたい悪化するだけです。
とにかく冷静になって、状況を確認しましょう。
PC内のデータは99%救出できない
次に気になるのが、PC内のデータがどうなるのかですよね。
がっかりさせて申し訳ないですが、「no bootable device」の症状が出ているときデータを救出するのは99%不可能です。
いちばん多い原因はデータを保存しているストレージの故障なので、そこに入っているデータは読み出せないというわけ。
原因がストレージの故障じゃない場合はデータを救出できることもありますが、可能性はだいぶ低いですね。
もし「命を懸けても救出したいデータがあるんだ!」という場合は、データ復旧サービスに依頼してみるのもアリです。そんなに重要なデータならなんでバックアップしてないんだよ……と言いたくなりますが(笑)
Windowsと別のストレージにデータを入れている場合はカンタンに救出できるんですが、そんな方ならバックアップも取っているかと。
no bootable device(no boot device found) の意味
まずはこのエラーが何を表しているのか見てみましょう。

エラー文を書き起こして翻訳するとこんな感じ。太字の部分がエラー文です。
※かなりテキトーに訳してます(笑)
まとめると、Windowsを起動するためのストレージ(起動ドライブ)が見つからない、ということですね。
no bootable deviceエラーの原因を調べる手順
真っ黒な画面に「no bootable device」と出る原因は
- Windows
- ストレージ
のどちらかです。
※厳密に言えばマザーボードもありえますが、マザーボードが故障している場合はどうしようもないので省略します
原因を特定する手順はざっとこんな感じですね。原因がどちらなのか判明すれば対処はカンタンです。
それぞれ詳しく解説しますね。
1、いったん電源ボタンを押してPCを終了する
もう電源を切ったよ!という方は、次の「2、ストレージ(SSDやHDD)が接続されているか確認」へどうぞ。
「no bootable device」と表示されている画面ではどうすることもできないので、いったん電源ボタンを押してPCを終了します。みじかく押しても電源がOFFにならないときは、2~3秒押したままにすると終了できますよ。

電源ボタンを押してOFFにしたらダメって聞いたけど……
普通は電源ボタンを押して電源を切るとPCの寿命が短くなりますが、この時点ではWindowsが起動していないので大丈夫です。
2、ストレージ(SSDやHDD)が接続されているか確認
まずはストレージがきちんと接続されているか確認してみましょう。

ど、どうすればいいの?

ストレージを触ったことがないなら、確認しなくてOKです!
SSDやHDDを交換したり増設したりすると、ケーブルがしっかり刺さっていなかったりしてストレージを認識していないことがあります。
最近ストレージをいじった覚えがあるなら、もう一度ケーブルの接続を確認してみるといいですね。ノートPCの場合はSSDがきっちり刺さっているか見てみてください。

どうやってストレージを確認するかわからないなら、まったく触ったことがないと思うので、次の手順へどうぞ。
中古で購入したPCなら、もともとOS(Windows)が入っていなくてこのエラーが出ることがあります。安い中古PCを買ったなら、本当にOSが入っているか確認してみましょう。
3、Biosでストレージが認識されているか確認する
お次はBiosを起動して、ストレージが認識されているか確認します。
※Biosというのは、ハードウェア(マウス、CPUなど)を管理している基本的なプログラムのこと。Windowsが起動できなくてもBiosは見れます。
たいていの場合、電源を入れてから「F2」キーを連打するとBiosの画面が表示されますよ。
こんな感じの画面になったら成功です。たまに英語で表示されることもありますが、見るところは同じなのでご安心を。

確認するのは、メインタブの「HDD/SSD」という項目です。

拡大してみると、「HDD/SSD」の部分が「なし」と表示されていますね。

これはWindowsが入っているストレージがまったく認識されていないので、ストレージが壊れている可能性が高いです。
もしここになにか表示されているなら、ストレージが生きているかもしれないのでWindwosを上書きインストールしてみるといいですね。
私のPCはストレージがまったく認識されていないので、SSDが完全に死んでるっぽいです(笑)
HDD/SSDの欄に「なし」と表示されている場合の対処法は、主にこの3つですね。
- メーカー修理に出す
- 修理業者に依頼する
- 自分でSSD/HDDを交換する
もちろん(?)私は「自分でSSD/HDDを交換する」を選びましたが、交換するのが面倒な方はメーカー修理をおすすめします。
ストレージが認識されていない(壊れている)なら交換
ここからは、SSD/HDDが壊れていて自分で取り替えたい方のために、私が実際にやったSSDの交換方法を紹介します。

もともとHDDのパソコンならHDDを新しく買ったらいいんだよね?

ぜひSSDにしましょう!
ここ10年以内に買ったパソコンなら、もともとHDDが入っていてもSSDが使えるので、SSDを買わない理由がないです。
SSDのほうが圧倒的に動作が早くなりますし。

私はシリコンパワー社の256GBモデルを購入。わりと手頃な価格ですが3年保証がついているので、迷ったらコレを買っておけば間違いないです。
256GB以外のモデルも揃っているので、もっと容量がほしい方は512GBや1TBを選ぶといいですね。
容量で迷ったらこちらの記事をどうぞ。
>>>SSDの容量は「256GB」か「512GB」のどっちを選ぶべき?
SSDを交換する手順はこんな感じです。
SSDの場所がわかれば外して取り付けるだけなので、思ったよりカンタンですよ!
詳しくはこちらの記事で解説しています。
>>>【自分でできる】ノートパソコンの2.5インチSSDを換装する方法
no bootable device の対処法まとめ
今回は、no bootable device と出てパソコンが起動しないときの対処法を紹介しました。
no bootable device のエラーが出るときはストレージがおかしいことが多いので、真っ先にSSDやHDDが接続されているか確認するといいですね。
ストレージが壊れている場合、交換する自信がないなら詳しい人や業者にお願いするのがおすすめです。
COMMENT
新しいssdを入れたらこの現象が起こりました。どうすればよいですか?
その場合単純にOSが入っていないだけなので、Windwosをインストールしてみてください
認識していても、延々再起動されます
再起動がどのタイミングでかかるかである程度原因が特定できます。Windowsの起動画面までいくならWindowsの問題で、メーカーのロゴが出てすぐに再起動するならパーツの故障だと思います。