自作PCはパーツを取り付けて通電確認が終わっても、そのままではただの箱です。この記事では自作PCの最後の仕上げ「Windowsのインストール」を解説します。
Windows10バージョンはこちら。
>>>迷わずできる!自作PCにOS(Windows10)をインストールする手順
Windows10と11はどちらを選べばいいの?
両方使える好みのWindowsで良いですが、今インストールするなら長く使えるWindows11がおすすめです。
インストールに必要なもの
Windows11をインストールするために必要なものは、この2つです。
Windows11のパッケージ版(通常版)は4月1日に発売されたばかりで、Microsoft公式の商品がわかりにくいです。Amazonなどで検索しても怪しいものが多いので、レビューを確認してから購入するといいですね。
下のリンクは正規版のWindows11です。
ProとHomeがあるけど、どっちが良い?
Windowsのエディションは、普通に使うならHome一択です。
- Windows Home:約19,000円
- Windows Proは:約22,000円
なので、価格差は3,000円くらいですね。
ProにしかないBitLocker(ドライブの暗号化)やHyper-V、サンドボックスなどの仮想環境を使いたい場合はProを選びましょう。
インストールする前の準備
Windwos11をインストールする前にやっておいたほうが良いことを紹介します。
LANケーブルやWi-Fiに接続
Windows10はインターネット接続がない状態でもインストールできましたが、Windows11はネットに繋いでいないとインストールが進みません。(Proエディションならできます)
トラブルで進まないかと思いきやネットに繋がってなかっただけ……ってことも防げますし、あとあとドライバなどを入れるときに必要なので最初からLANケーブルを挿しておきましょう。
インストールしたいSSD以外を外す
2個以上のSSDやHDDを取り付けた構成の場合、インストールするときにどのSSDを選べば良いのかわからなくなってしまいます。
なのでWindows11をインストールしたいSSD以外は、ケーブルを外すか取り外すかして認識されないようにしておくのがおすすめです。
ドライブ見分けるくらい余裕でしょ!と思う方もいるかもしれませんが、私はうっかりミスが怖くて毎回やってます。特にデータが入っているドライブにインストールすると、データが全部消えてしまって大惨事になるので。
インストールメディアを作成
インストールメディアってWindows買ったらついてくるんじゃない?
たしかにパッケージ版Windowsを買えば、インストールするためのUSBメモリーが入ってます。ただ付属のUSBメモリは中身が最新版ではないことがあるので、自分でインストールメディアを作るとアップデートの手間が省けます。
作り方は簡単で、8GB以上のUSBメモリを接続したパソコンにMicrosoft公式サイトからメディア作成ツールをダウンロードして指示に従うだけ。
詳しい方法は「Windows11のインストールメディア(USBメモリ)を作成する手順」で解説していますよ。
Windows11をインストールする手順
Windows11をインストールする流れはこんな感じです。
ほとんど指示にしたがって操作するだけなので、ぶっちゃけ解説することはあまりないです。
USBメモリを本体に接続
まずはインストールメディア(USBメモリ)をPC本体のUSB端子に差し込んで、電源スイッチを押します。
もし起動しない場合は、「【初心者向け】自作PCの電源が入らないときの対処法10個」をチェックしてみてください。
言語などを選んでプロダクトキーを入力
電源スイッチを押してしばらく待つと、言語や地域を選ぶ画面が出てきます。
内容を確認して「次へ」をクリック。
「今すぐインストール」が出てくるので、クリックしてインストールを開始します。
画面が変わるとプロダクトキーを入力しろと言ってきます。
パッケージ版Windowsを購入した場合はプロダクトキーが入っているので、そのまま入力して次へ。もともとWindows10が入っていたPCの場合は、「プロダクトキーがありません」を選べばあとから自動で認証してくれます。
プロダクトキーを入力しなかった場合は、エディションを選ぶ画面が出てきます。自分が持っているライセンスにあったものを選びましょう。
次に進むとMicrosoftソフトウェアライセンス条項が表示されるので、内容を確認して左下のチェックボックスにチェックを入れ、「次へ」をクリック。
Windows10が入っていたPCの場合、ファイルやアプリを引き継いでアップグレードするオプションが表示されます。
今回はクリーンインストールするので「カスタム」を選びますが、「アップグレード」のほうが色々と楽ですね。
次に行くとWindowsをインストールする場所を聞いてきます。
新しく組み立てたPCならドライブが1つしかないですが、もともとWindows10が入っていたSSDはパーティションがたくさん並んでいるはず。いらないものは「削除」を押して消してしまいましょう。
「次へ」をクリックするとインストールが始まります。
時間がかかるイメージがありますが、USBメモリーからのコピーなのでけっこう早く終わりますよ。私の場合はコーヒーを1杯飲めるかどうか……くらいの時間で完了しました。
初期設定をする
何回か再起動したあと、セットアップの開始画面が出てきます。
それにしてもMacを意識したような現代的な見た目ですね……。住んでいる地域を選んで「はい」を押します。
キーボードレイアウトも変更することがないので「はい」をクリック。
2つ目のキーボードレイアウトを追加するか聞いてきます。追加したい場合は「レイアウトの追加」、いらなければ「スキップ」で次へ。
インターネットに接続します。
LANケーブルで接続しているなら何もしなくていいですが、Wi-Fiの場合はSSIDとパスワードを入力しないといけません。
進むと「デバイスに名前をつけましょう」と言ってきます。
別につけなくてもいいので「今はスキップ」を押します。
PCの用途を聞かれます。普通は「個人用」ですね。
Microsoftアカウントのメールアドレスを入力します。
「そんなの持ってないよ!」という方はこの機会に作っておくといいですね。Windowsを再インストールしたときなどにプロダクトキーを入力しなくていいので便利です。
Microsoftアカウントのパスワードを入力。
WindowsにログインするときのPINを設定します。
次に進むとプライバシー設定が出てきます。
ONにするかは好みの問題ですが、私はデータを送信されるのが嫌なのですべてOFFにしました。
「エクスペリエンスを~」とほざいております。Windows11の新機能ですかね?よくわからないのでスキップ。
OneDriveにファイルをバックアップするか選びます。OneDriveの無料プランは5GBしかないので、有料プランに入っていない場合は全然容量が足りないかと。
バックアップしてると思ったのに容量不足でできてない!とならないように、「このPCのみにファイルを保存する」を選んでバックアップは別でとるほうがいいですね。
参考:【Winユーザー必見】BunBackupの使い方と自動バックアップ方法
Microsoftは「容量が足りないから課金しないと……」となるのを狙ってるんだと思います。
ゲームがプレイし放題のサブスクリプション「Xbox game pass」の宣伝ですね。初月100円ですが2ヶ月目以降は850円/月だそうです。
次に進むとPCが再起動するのでしばらく待ちます。
やっとインストールが終わりました!お疲れ様です。
Windows11のインストール手順まとめ
今回は自作PCにWindows11をインストールする手順を解説しました。
私が感じたWindows10からの変更点は
コルタナの存在感がマジで無い
ことです。
Windows10は、これでもか!というほどコルタナ推しだったのに……。誰も使わないのでリストラされたってとこですか。
今見てみたらWindows11にも一応いるみたいですが、立ち位置は窓際社員って感じですね……。あんなにジャマだったのに急にかわいそうになってきました(´・ω・`)
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