Amazonブラックフライデー開催中! 12/6(金) 23:59まで>>>
PR

【動画あり】CMOSクリアのやり方と放置する時間をやさしく解説

CMOSクリアの方法

この記事を3行でまとめると……

  • CMOSクリアの手順はボタン電池を外して放置するだけ
  • 時間は1分くらいでOK
  • CMOSクリアをするときは静電気に注意

PCが不調になってBIOSを初期設定にもどしたいとき、手軽にできるのが「CMOSクリア」ですよね。

私は「ボタン電池はどれくらい外しておけばいいんだろ」と思ってCMOSクリア 時間とググってみたところ、「10分~1時間」などとあやふやな答えしかなくて困惑しました(笑)

いろいろ試した結論から言うと、ボタン電池は1分外しておくだけでOKです。

この記事では、手軽にできるCMOSクリアの方法を、動画も使いつつわかりやすく解説します。

Amazonブラックフライデー開催中! 12/6(金) 23:59まで

ASUSのA520マザーボードが3,480円!
安すぎるのでとりあえず買っておこう!

スポンサーリンク

CMOSクリアとは?

そんなのわかってるよ!という方は、「CMOSクリアの注意点」へどうぞ。

CMOSクリアとは、マザーボード(基板)上のCMOSメモリの中身をクリアする操作です。

サナ
サナ

CMOSには何が入ってるの?

CMOSには

  • 搭載しているパーツの種類
  • メモリの容量
  • BIOSの設定情報

などなど、今のPCの状態が記録されています。なのでBIOSの誤作動で起動しなくなった場合などにCMOSクリアをすると起動することがあるんですね。

CMOSクリアの注意点

静電気

CMOSクリアをするときに気をつけたいのは静電気です。PCの中を触ることになるので、身体に静電気がたまっているとパーツが故障するかもしれません。

静電気は怖いですが、基本この3つの対策をやっておけば安心ですよ。

手軽な静電気対策

  • ケースのフレームなどの金属をさわって静電気を放電しておく
  • 静電気が起きやすい服で作業しない
  • 静電気防止手袋か静電気防止ストラップを使う

静電気防止手袋はこれが定番です。

created by Rinker
サンワサプライ
¥372 (2021/09/11 07:43:04時点 Amazon調べ-詳細)

ちょっと値段が高いですが、手袋をつけていると作業がしにくい場合は静電気防止ストラップがオススメです。

ノートPCにはボタン電池が外せない機種がある

2つめの注意点は、CMOSクリアができない機種もあることです。CMOSクリアをするには基板についているボタン電池を外す必要があります。でも、MacBookなどの薄型ノートPCだと分解できないのでボタン電池が外せないんですよね……

CMOSクリアにかかる時間

CMOSクリアをするのにかかる時間は、PCを分解する速度(=ボタン電池にたどりつくまでの時間)で決まります。やることはボタン電池を外して1分待つだけなので……

いちどPC分解したことがあるなら、10~15分ほどでできると思います。

初めて分解する場合はかなり手間取るので、1~2時間は確保しておいたほうがよさそうですね。

CMOSクリアピンをショートさせる方法もある

CMOSクリアの方法として、マザーボードにあるCMOSクリアピンをドライバーなどでショートさせるやり方もあります。(てかこっちが正式な方法ですw)

この方法だとクリア自体は一瞬でできるんですが、マザーボードによってピンの位置がまちまちなので取説をよく見て探して……となると逆に面倒だったりします。

ボタン電池は見つけやすいので、この記事ではボタン電池を外す方法を紹介しています。CMOSクリアピンをショートさせる方法をやってみたい方は、マザーボードの取説を参考にしてみてください。

CMOSクリアのデメリット

サナ
サナ

CMOSクリアをするデメリットはあるの?

CMOSクリアのデメリットは特にありません。

もちろんPCの中身を開けて作業する以上、不注意で壊してしまうリスクはあります。ただCMOSクリアをしても問題が起きることはないので、安心してください!

私は何秒でCMOSクリアができるのか試すために、ムダに6回ほどやりました(笑)

デスクトップPCのCMOSクリア手順

まずはデスクトップPCのCMOSクリアをする手順を紹介します。ノートPCの方は「ノートPCのCMOSクリアをする方法 」へどうぞ。

デスクトップPCのCMOSクリア手順

  1. PCの電源を切り、電源コードを抜く
  2. PCのフタをあける
  3. ボタン電池を外す
  4. 1~5分ほど放置
  5. ボタン電池を取り付ける
  6. PCのフタを閉めてケーブルを接続

それぞれ詳しく解説しますね。

PCの電源を切り、電源コードを抜く

まずはPCをシャットダウンして、電源コードを抜きましょう。このとき、電源ユニットのスイッチをOFFにするのもお忘れなく。

電源ユニットのスイッチ

PCの電源コードがささっている部分の近くにあることが多いです。

マウスやキーボードのケーブルもジャマなので、ついでに抜くといいですね。どこにささっていたか思い出す自信がない方は、写真を撮っておくのがオススメです。

PCのフタをあける

ケーブルが全て外せたら、PCのフタを開けていきます。

PCケースの開け方

こんな感じに、うしろの4か所にネジがあるパターンが多いですね。ネジを外して側面をスライドさせると中が見えます。

PCを開けたところ

どうしても開け方がわからない場合は、「〇〇(機種名) 開け方」で検索してみてください。

ボタン電池を外す

PCのフタが開いたら、マザーボード(基板)についているボタン電池を探します。

ボタン電池

私のPCは、ボタン電池がグラフィックボードの下に隠れていたので、めちゃくちゃ見つけにくかったです。

ボタン電池

拡大してみるとこんな感じ。

ボタン電池(拡大)

このままではボタン電池が外せないので、先にグラフィックボードを外す必要がありますね……。やれやれ。

グラフィックボードの外し方はこちらの記事をどうぞ。

>>>【5分でできる】グラボの外し方と注意するポイントをやさしく解説

グラフィックボードを外しましたが、まだボタン電池は取れそうにないです。銀色のM.2 SSD用のヒートシンクも外さないとダメっぽいですね。

ボタン電池とヒートシンク

やっとボタン電池がはずせる状態になりました。

ボタン電池

ボタン電池の近くにある金属のレバーを外側に押し倒すと、「カポッ」と音を立ててボタン電池が外れます。

ボタン電池の外し方

取り外す様子の動画も撮影したので、わかりにくい場合は見てみてください!

特定のマザーボードではボタン電池が外れにくくなっている

最近のマザーボードでは、安全のためボタン電池が外れにくい仕様になっている場合があります。

たとえばMSIのマザーボードは、ボタン電池を外すための金具にプラスチックの部品がはさまっているので、まずこの部品を外さないといけないようです。

1~5分ほど放置

ボタン電池が外せたら、コーヒーでも淹れつつ1~5分ほど放置します。

「10分~1時間放置する」という方もいますが、私が持っているマザーボード2枚で試したところ1分でも初期化できました。30秒では無理だったので、最低1分は必要っぽいです。

初期化できるまでの時間は機種によって少しちがうので、心配なら5分くらい放置するといいですね。

ボタン電池を取り付ける

放電が終わったら、ボタン電池をもとのように取り付けます。

PCのフタを閉めてケーブルを接続

あとは、PCのフタを閉めてから電源ケーブルやマウス、モニターを接続するだけです。グラフィックボードを外した場合は、取り付けるのをお忘れなく。

取り付け方は「【中学生でもできる】グラボの取り付け方と注意点をわかりやすく解説」で詳しく紹介しています。

CMOSクリアをしてから起動すると「BIOSがリセットされました」と表示が出ることがありますが、「最適化されたデフォルトを読み込んでから起動する」か「 最適化されたデフォルトを読み込んでから再起動する」を選べば問題ないです。

BIOSリセット後の画面

「BIOSに入る」を選ぶとWindowsが起動せずにBIOS画面が開いてしまうので、その場合は電源ボタンを押していちど電源を落とすといいですね。

CMOSクリアをしてから起動しないときの対処法

サナ
サナ

電源ポチッ……あれ、つかないぞ?

PCを開けていじったあとに電源が入らないときは、真っ先に電源ユニットのスイッチをチェックしてみてください。

電源ユニットのスイッチ

「そんな単純なこと……」と思うかもしれませんが、あんがいONにするのを忘れてしまうんです。私もよくONにし忘れます(笑)

ノートパソコンのCMOSクリアをする方法

ノートPCのCMOSクリアをする手順はこんな感じです。

ノートPCのCMOSクリア方法

  1. 電源コードを抜き、バッテリーを取り外す
  2. 裏ブタを開ける
  3. ボタン電池を外す
  4. 1~5分ほど放置
  5. ボタン電池を取り付ける
  6. 組み立てる

それぞれ詳しく解説していきますね。

電源コードを抜き、バッテリーを取り外す

まずノートPCの電源コードを抜いて、バッテリーを外します。分解するときはバッテリーを外しておかないと故障してしまうので、忘れずに外しておきましょう。

サナ
サナ

バッテリーが簡単に外せないタイプなんだけど……

バッテリーが簡単に外せないノートPCの場合、ボタン電池を外せないことが多いのでCMOSクリアができない確率が高いです。

私の手元にあるノートPCは、2つとも古めなのでワンタッチでバッテリーを外せるタイプでした。

裏ブタを開ける

バッテリーが外せたら、いよいよ裏ブタを開けていきます。開け方は機種によってちがいますが、だいたい裏ブタをとめているネジを外せば開きます。

……といってもすべてのネジを外すのではなく、まずは小さめのフタを開けてみましょう

このフタはSSDやメモリを交換するときに開ける部分なので、かんたんに開くようになっているんです。親切な設計のPCだと、この部分を開けるとボタン電池が見える構造になっています。

ノートPCのボタン電池

このフタを開けてもボタン電池がどこにもない場合、すべてのネジを外してPCの背面ぜんぶを開けるしかありません。

ボタン電池が見当たらない

ただかなり大変な上にもとに戻せなくなるリスクもあるので、慣れていない方にはおすすめできませんね。壊れてもいいPCならイチかバチかやってみる価値はありますが。

ボタン電池を外す

ボタン電池を見つけられたら、慎重に取り外します。

デスクトップPCのようにボタン電池をとめているツメ(下の写真の赤で囲んだところ)を左に倒して解除しようとしましたが、うまく外れなかったのでマイナスドライバーで外しています。

ノートPCはボタン電池を固定している部分がもろいので、力を加えすぎるとバキッと壊れてしまいます。取り外すときは無理に力をかけすぎないほうがいいですね。

1~5分ほど放置

無事にボタン電池を外せたら、そのまま1~5分ほど放置して基板にたまっている電気を放電させます。

私のPCは1分でCMOSクリアできましたが、機種によっては放電が終わるまでの時間が少し変わるので念のため5分ほど放置しておくと安心です。

ボタン電池を取り付ける

ボタン電池をもとのように取り付けます。

まっすぐに押し込まず、ボタン電池を固定しているツメがある方からはめるとスムーズにできますよ。

組み立てる

あとは裏ブタとバッテリーを取り付ければ完成です。

補足:自作PCの場合はジャンパピンを使うと一瞬

自作PCのCMOSクリアをしたい場合は、マザーボードについている「CMOSクリアようジャンパピン」をドライバーなどでショートさせると一瞬でCMOSクリアが完了します。

私が使っているASRock製マザーボードの説明書を見ると、ジャンパピンの位置が書いてありますね。ASRockだけでなくASUSやMSIなどのマザーボードにもあります。

マザーボードの説明書
マザーボードの説明書

実際のピンはこんな感じです。2本だけ並んでいるピンはこれ以外にないので、わりとすぐ見つかるはずです。

CMOSクリア用ジャンパピン

CMOSクリアをする場合、ボタン電池を抜いてから2つのジャンパピンをドライバーなどで10秒くらいショートさせます。

CMOSクリアのやり方まとめ

今回はPCが起動しないときに手軽に試せる「CMOSクリア」の手順を解説しました。

デスクトップPCのCMOSクリア手順

  1. PCの電源を切り、電源コードを抜く
  2. PCのフタをあける
  3. ボタン電池を外す
  4. 1~5分ほど放置
  5. ボタン電池を取り付ける
  6. PCのフタを閉めてケーブルを接続

ノートPCのCMOSクリア方法

  1. 電源コードを抜き、バッテリーを取り外す
  2. 裏ブタを開ける
  3. ボタン電池を外す
  4. 1~5分ほど放置
  5. ボタン電池を取り付ける
  6. 組み立てる

ボタン電池を外すのはぜんぜん難しくないんですが、PCを分解するのがかなりの難関ですよね。初めて分解する場合は思いもよらぬアクシデントが起こる可能性が高いので、時間があるときにゆっくり分解するのがおすすめです。

COMMENT

タイトルとURLをコピーしました