こんな悩みを解決します↓
- グラボを交換したいけどやり方がわからん
- このグラボって自分のPCに取り付けられるの?
- 注意するポイントは?
グラボは3Dゲームの快適さを決める重要なパーツですよね。私もはじめてグラボを使ったときの感動を今でも覚えています(笑)
そんな偉大なグラボも不老不死ではありません。グラボが古くなったり故障したりすると、交換するしかないですよね。
やったことないし不安だな……
交換自体はカンタンです!
そこでこの記事では、グラボの交換手順と気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。
※まだグラボをどれにするか決めていないなら、こちらの記事もどうぞ!
グラボ交換の注意点
※「さっさと交換手順を教えろ!」という方は、グラボを交換する手順へどうぞ。
グラボを交換するときに気をつけることは、この4つです。
「交換するだけだから、なにも気にしなくても取り付けれるでしょ」と思ったそこのあなた。
甘い!
チョコレートあんみつホイップクリーム特盛りスペシャルデラックス版より甘い!!(想像して気持ち悪くなった
グラボは種類が多く、特に最近のものは性能が上がったぶん消費電力がめちゃくちゃ上がっているんです。
たとえば2世代前のハイエンドグラボ「GTX1080」は180Wですが、GTX1080とグレードが同じ最新のグラボ「RTX3080」は320Wと、約2倍に増えています。
なので今2世代前のグラボを使えていても、同じグレードで最新のグラボを使おうとすると電力が足りなくなったりするんですね。
グラボを交換する前に、買う予定のグラボが取り付けられるのかはしっかり確認しておく必要があります。
では、それぞれ解説しますね。
電源ユニットのワット数は足りる?
まずはグラボを取り付ける予定のパソコンについている電源ユニットを見てみましょう。
なんで?
電源ユニットが貧弱だとグラボが動かないんです
グラボは消費電力がトップクラスですし、しかも性能が高ければ高いほど電気を食います。
なので交換するときは、グラボと他のパーツの消費電力が電源ユニットの最大出力(ワット数)より少ないことを確認しておくといいですね。
電源ユニットの最大出力は、パソコンを開けて電源ユニットを見るとわかりますよ。
次は消費電力をチェックしましょう。
「消費電力なんかわからない」って?
そんなときは、ドスパラの電源電卓をどうぞ。
>>>電源電卓
使っているCPUやメモリの種類を選ぶだけで、合計の消費電力を計算してくれますよ。さらにおすすめの電源容量まで教えてくれます。
このおすすめ電源容量は「消費電力×2」で計算されていますが、ふつうは消費電力の1.5倍でじゅうぶんです。常に100%稼働させるわけではないので。
電源容量が全然足りない場合は、
- 電源ユニットを交換する
- PCごと買い換える
の2択です。
自信があるなら電源ユニットを交換するのもアリですが、PCごと買い換えるほうが無難ですね。
電源ユニットを交換したい!という方は、こちらの記事もどうぞ。
>>>自作PCの信頼性を決める!電源ユニットの選び方をやさしく解説
補助電源ケーブルがあるか
電源容量が足りていても、まだ安心はできません。次は電源ユニットにグラボ用の補助電源ケーブルがあるかを確認します。
さっきも言いましたがグラボは消費電力が大きいので、PCI-eスロット(グラボを取り付ける部分)からの給電だけでは動きません(いちぶ補助電源がいらないグラボもあります)。
だからグラボ専用の補助電源が必要なんです。
補助電源は写真のような感じのコネクタで、電源ユニットから伸びています。グラボによって必要なピン数(穴の数)が決まっているので、ピン数も忘れずにチェックしておきましょう。
ケースに収まるか
「ケースに収まるかどうか」も見逃してはいけないポイントですね。
せっかくグラボを買ってもデカすぎてケースに入らなければ交換できないので、めちゃくちゃ重要です。
たとえば、こちらのグラボ「Palit GeForce RTX 3060 Ti Dual OC 8GB」を見てみましょう。
サイズを見てみると「247×120×40mm」と書いてあるので、長さは24.7cmだとわかりますね。
あとはケースのスペースとくらべるだけ。このグラボだと26cmくらいのスペースがあれば大丈夫そうです。
選んだグラボが長すぎるときは、シングルファンモデル(ファンが1つのやつ)がないか探してみましょう。
上のRTX3060tiだと、こんな小さいモデルもありました。
拡張スロットは足りているか
最後にチェックするのは、「拡張スロットが足りているか」です。
拡張スロットって?
拡張スロットは、PCの背面にあるグラボなどを取り付ける部分です。
ほとんどのグラボは2スロットあれば取り付けられますが、高性能なものだと3スロット必要だったりするので要注意。
グラボを交換する手順
グラボを交換する手順は、こんな感じです。
それぞれ詳しく解説しますね。
1、ケーブルを抜く
まずはPCをシャットダウンして、電源ユニットの電源をOFFにします。このスイッチはPC本体の裏側下の方にあります。
「○」がOFFで「ー」がONなのがややこしいですが、「ー」は線がつながっているからONと思うとわかりやすいですよ。
OFFにできたら、接続しているケーブルをぜんぶ抜きましょう。
2、ケースを開ける
次はケースを開けましょう。開けたことがある方なら一発でできますが、まったく開けたことがないと迷うと思います。
大体のケース(ドスパラのガレリアシリーズなど)は、後ろについているネジを外して横のカバーをスライドさせると開きますよ。
よほど変なケースでないかぎり、後ろ方向にスライドさせます。
ネジはなくさないように、小物入れにでも入れておきましょう。
3、グラボをはずす
いよいよグラボを外します。
外すだけなのでカンタンですが、少々コツがあります。こちらの記事で写真を使って解説していますよ。
>>>[5分でできる]グラボの外し方と注意するポイントをやさしく解説
4、グラボを取り付ける
外せたら、つぎは新しいグラボを取り付けていきます。
外したときと逆の手順で取り付けていくだけなので、めちゃくちゃカンタンです。補助電源を接続するのは忘れがちですが、気をつけていれば大丈夫。
ちょっと不安な方は、こちらの記事で詳しく解説しているので見てみてくださいね!
>>>中学生でもできる!グラフィックボードの付け方をわかりやすく解説
5、ケースを閉めてケーブルを接続
グラボの取り付けが終わったら、ケースを閉めてケーブルを接続します。忘れてはいけないのは、電源ユニットのスイッチをONに戻すこと。
これをやっていないと、
電源ボタンを押しても起動しない!!壊れた!!!
と騒ぐハメになります。
まあ私もよく忘れてて「あれっ?」ってなりますけど。
あとよくやりがちなのが、モニターのケーブルをグラボに挿していないパターン。
マザーボードにもHDMI端子があるので、そっちにモニターのHDMIケーブルを接続したくなりますが、それではグラボの意味がありません。
モニターのケーブルは、忘れずグラボの映像出力端子に接続しましょう。
6、ドライバをインストールする
では電源を入れてみましょう。
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なんかおかしいですよね。
これは故障ではなく、グラボのドライバがインストールされていないのが原因です。
グラボのメーカー(NVIDIAかAMD)の公式サイトからドライバーをダウンロード&インストールしておきましょう。
くわしいやり方は、こちらの記事をどうぞ。
グラボの交換手順まとめ
今回は、グラボの交換手順と気をつけたいポイントをわかりやすく解説しました。
作業はカンタンなので、30分もあればできます。
グラボを交換するだけでゲームがめちゃくちゃ快適になることもあるので、本体を買い換える前にぜひチャレンジしてみてください!
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