- どのSSDを選んだら良いのかわからない
- M.2とNVMeって何が違うの?
- 速度はどれくらいあれば快適?
一昔前はストレージといえばHDDがメジャーでしたが、今は圧倒的にSSDが主流です。
でもひとくちにSSDといってもいろいろなサイズや種類があるので、どうやって選べばいいのかわからないですよね。
SSDはあとから交換しにくいので、自分にあっていないSSDを選んでしまうとお金だけでなく時間もかかります。
Cドライブ(Windowsが入っているドライブ)の場合、SSDを交換するにはクローンか再インストールをする必要があるので……
そこでこの記事では、ゲーミングPC向けにSSDの選び方をわかりやすく解説していきます。
SSD選びで重要な5つのポイント
SSD選びのポイントはこの5つです。
それぞれ詳しく解説しますね!
容量
SSDでいちばんわかりやすい性能が容量です。説明する必要があるか怪しいですね(笑)。
どれくらいあればいいの?
ゲームを複数やるなら1TB以上は欲しいです
いまのところいちばん1GBあたりの価格が安いのは1TB(1000GB)前後なので、3~4タイトルを同時にプレイするなら1TB以上を選びましょう。最新のゲームはだいたい100GB超えですからね……
ゲームだけじゃなく動画編集や実況もするなら1TBでは足りないので、4~8TBのHDDを追加で購入するといいですね。
2TBを超えるとまだHDDのほうが割安ですし、動画ファイルのようなまとまったデータはHDDでもそこそこ快適に扱えます。
サイズ
デスクトップPC向けSSDのサイズは2つしかありません。
2.5インチは名刺より一回り大きいくらいのカードタイプのSSDです。
ケースに直接ネジどめして、SATAケーブルでマザーボードと接続します。
最近スタンダードになりつつあるM.2は、細長くてコンパクト。
マザーボードにあるスロットに直接接続するので、ケース内の配線が減って見た目もスッキリしますよ。さらにNVMe接続規格に対応しているSSDなら、SATA接続の4倍以上の転送スピードが出ます。
数年前は価格が高かったので速度を求めるならM.2、コスパならSATAという感じでしたが、いま自作PCを組むならM.2 SSD一択ですね。
規格
今のSSDには、2つの通信規格があります。
どう違うの?
NVMeのほうが転送速度が速いんです
注意したいのは、さっき紹介したM.2 SSDの中にも「M.2 SATA」と「M.2 NVMe」があることです。
M.2 SSDはぜんぶ転送速度が速いと思ってしまいがちですが、SATA接続のM.2 SSDはふつうの2.5インチSSDと同じくらいの速度なんですよ。
なのでM.2 SSDを買うときは、はっきり「NVMe」と書いてあるものを選ぶのがおすすめです。SATAだろうがNVMeだろうがそんなに価格が変わらないので、SATAを買ってしまうと単純に損です。
転送スピード
転送スピードも、快適なPCを組むには欠かせないポイントです。
とはいえ有名所のSSDはSATA接続でもだいたい快適な速度(500MB/s程度)は出るので、そこまで気にする必要はないですね。逆にいうと少し怪しいメーカーのSSDは……
私が愛用しているシリコンパワーのSSDは、SATA接続なのにほぼスペック通りの速度が出ています。
メモリタイプ
メモリタイプというのは、SSDの中にある記憶領域(セル)ひとつにどれだけのデータを入れられるかの違いです。
一般的なのはTLCで、そこそこの耐久性とコスパの良さをそなえたバランスの良いタイプです。
SLC、MLCは耐久性が最強ですが価格も最強なので、一般的な使い方をするにはもったいないですね。
QLCはちらほら見かけるようになってきましたが、耐久性がTLCの3分の1なのであまりおすすめしません。大容量が必要ならHDDのほうが安いですし、信頼できます。
PLCはQLCよりさらに耐久性が落ちる代わりに、1つのセルに入れられるデータが増えています。あまりにも性能が悪いので、まだ研究段階といったところ。
なのでSSDのメモリタイプで迷ったらTLCを選んでおけば間違いないです。
メモリタイプをもっとくわしく知りたい方は、ちもろぐさんの記事がわかりやすいのでオススメです。
>>>SSDの選び方:SLC、MLC、TLC、QLC、PLCの違いを解説
SSDの選び方まとめ
今回は、ゲーミングPCを自作したい方向けにSSDの選び方をわかりやすく解説しました。
SSDは大切なデータを入れておくものなので、安さにこだわりすぎるとあとで痛い目をみることになりますよ。
私も今のPCのCドライブに使っているSSDは安さで決めたんですが、あとから買った少し高めのSSDのほうがかなり快適です。
ただ、いくら良いSSDを選んでも壊れるときは壊れるので、日頃からバックアップを取っておくのがいちばんですが……
バックアップはフリーソフトで自動化すると楽ですよ。
>>>【PCユーザー必見】BunBackupの使い方と自動バックアップ方法
自作PCの作り方に戻る>>>【保存版】初心者向け自作PCの作り方まとめ!トラブルの対処法まで完全解説
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