第10世代から、IntelのCPUソケットがLGA115x(1150や1151など)ではなくLGA1200になりました。
でも「LGA1200対応」と書いてあるCPUクーラーは少ないので、LGA115x用のものを使えるのか気になりますよね。
結果からいうと、LGA115x対応のCPUクーラーは、LGA1200と互換性があります。
なので、あの大人気CPUクーラー「虎徹MarkⅡ」もLGA1200で使えますよ。
この記事では、LGA115xのCPUクーラーはLGA1200に取り付けられる理由を解説します。
※LGA1200とLGA1700(第12世代Intel Coreシリーズのソケット)の互換性はこちらの記事で解説しています
>>>LGA1700ソケットで手持ちのLGA1200CPUクーラーを使う方法
LGA115xとLGA1200はソケットのサイズが同じ
LGA115x用のCPUクーラーがLGA1200に取り付けられる理由は、どちらもソケットのサイズが37.5mm x 37.5mmだからです。
CPUクーラーで有名な株式会社サイズの公式ページにも、115xのクーラーは1200にも取付できると書いてありますね。
>>>INTEL 第10世代Coreプロセッサー Comet Lake-S (LGA1200) 対応情報
ただしサイズ側で確認していないものは取り付けられなくても知らん、とのこと。
※未掲載のCPUクーラーにつきましては、LGA115xが装着可能なCPUクーラーであれば装着は可能ですが、未確認およびサポート外です。
https://www.scythe.co.jp/comet-lake-s
LGA115xに取り付けられるCPUクーラーなら規格はすべて同じなので、サイズの表にのっていない未確認のCPUクーラーでもLGA1200に対応しています。
他のメーカーが作っているCPUクーラーはどうなの?
LGA115xに対応しているならLGA1200にも取り付けられますよ
なので、わざわざLGA1200に対応したCPUクーラーを探さなくてもいいんです。
もし手元にLGA115x用のCPUクーラーがあれば使えるので、お財布にもやさしいですね。
さっきから出てくる「LGA115x」って何なの?
LGA1151やLGA1150などをまとめた呼び方です
LGA115xに入るのは、
- 1151 v2(第8世代と9世代)
- 1151(第6世代と7世代)
- 1150(第4世代と5世代)
- 1155(第2世代と3世代)
- 1156(第1世代)
の5つがありますね。
すべてサイズが同じなので、まとめて「LGA115x」と呼んだりします。
図にするとこんな感じ。
じゃあLGA1151と1200はどこが違うの?
大きさが同じなら、同じCPUが使えそうだけど……
使えませんよ!
LGA115xとLGA1200は大きさが同じですが、ピンの数と位置が少しちがうので第9世代のCPU(1151)はLGA1200のマザーボードには取り付けられません。
大きさが同じなのでソケットには乗りますが、力ずくでセットするとCPUとマザーボードが両方壊れるので試してみるのは絶対にやめてくださいね!
実際に取り付けてみる
LGA115x用のCPUクーラー「白虎弐」を、ソケットがLGA1200のマザーボードに取り付けてみました。
こちらが白虎弐です。
ASRock B460M Steel Legend と Core i5 10400F。
CPUグリスを塗ります(適当)。
あとはCPUクーラーの向きに注意して固定するだけ。
プッシュピン方式なので、めちゃくちゃ簡単に取り付けられました。
もちろんちゃんと動作していますよ!
安心してLGA115xのクーラーを買おう:まとめ
今回は、LGA115xのCPUクーラーはLGA1200に取り付けられる理由を解説しました。
両方大きさが同じなので、CPUクーラーはまったく同じものが使えます。
115x用のクーラーを買ってから取り付けられなかったらイヤですが、大きさが同じなら安心して買えますね!
自作PCを組みたい方は、こちらの記事も読んでみてください!
>>>【保存版】初心者向け自作PCの作り方まとめ!トラブルの対処法まで完全解説
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